ネット用語「控えめに言って」の意味や由来は? 類語表現も紹介
SNSやインターネット掲示板などから広がっている「控えめに言って」という表現があります。後に続く言葉を強調するためによく使われています。この記事では「控えめに言って」の意味や由来、使い方などを紹介します。
「控えめに言って」という言葉は、SNSやインターネット掲示板など、ネットでよく使われる表現として浸透しつつあります。
意味は何となく想像できるかもしれませんが、なぜこのような回りくどい言い方をするようになったのか、よく知らない人も多いでしょう。
流行言葉として何となく使うのではなく由来を知っておくと、その後の会話も弾みやすくなりますよね。
この記事では、「控えめに言って」の意味や由来、使い方などを紹介します。
一般的によく使うスラングについて詳しく知りたいと思っている場合、ぜひ目を通してみてください。
「控えめに言って」とは
「控えめに言って」には、以下のような意味があります。
控えめに言って(ひかえめにいって)
「控えめに言って」は、自分の評価を述べる際の前置きとして用いられ、「最低限このくらいの評価には値する」「本当はもっとすごいと主張したい」という含意をほのめかす言い回し。(以下略)(『実用日本語表現辞典』)
「控えめに言う」という言葉は「遠慮気味に述べる」という意味があります。
遠慮がちな言い回しの後に「最高」などの大げさな言葉を使うことで、後ろに続く言葉を強調する効果があります。
「控えめに言って」の由来
「控えめに言って」の由来には、いくつかの説があります。
最も有力なのが、荒木飛呂彦のマンガ『ジョジョの奇妙な冒険』のせりふが由来だという説です。
第四部に登場する噴上裕也(ふんがみゆうや)というキャラクターが発した、「ひかええ目に言ってもミケランジェロの彫刻のよう」と自分の美しさを表現する場面があります。
「ひかえ目」と言いつつ大げさに強調しているように受け取られたことから、読者の間でも話題となり、現在のネットスラングとしての使い方につながっていったとされます。