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Web会議で上司のギャップにときめきが止まらない時の処方箋

#お仕事ハック

ヨダエリ(コラムニスト)

仕事で大成功を成し遂げたいとか、そんな大それた野望はないけど、なんとなくうまくやりたい。いつもの働き方を小さくアップデートする「お仕事ハック」を紹介します。

今回のお仕事ハックは「Web会議で上司のギャップにときめいてしまう」とのお悩みに、コラムニストのヨダエリさんがアドバイス。

Web会議で上司のギャップにときめいてしまう

最近ある上司とWeb会議をする時に、ラフな私服を着ている姿やゆるくセットされた髪型の上司を見ると、普段とのギャップにときめいてしまいます。でも、その上司は結婚しているので、このまま気持ちが加速してしまったらどうしようと悩むばかりです。私はこの感情をどうすればよいのでしょうか?

Web会議でギャップ萌え、なるほど……!(目からウロコ)

確かに、いつもは何とも思っていなかった人の違う服装や髪型にドキッとすること、ありますよね。ただ、逆に幻滅するパターンもあるので、きっとその上司さんは好ましいセンスの持ち主なのでしょう。

……結論から言うと、そのときめき、消さなくていいです! 

というか、消そうとしても無理だと思います。

好きになってはいけない相手に関する相談、これまでに山ほど受けてきましたが、接する機会がある相手への気持ちを意志で消すことができた人に出会ったことがありません。やっぱり実物の威力は大きい。

Web会議の場合はネット越しとはいえ、動く上司、話す上司がそこにいて、会話もできる。「あぁ」「やっぱり好き……」となってしまいますよね。

特に、職場で女性からときめかれるような男性は、仕事をしている時が一番輝くタイプである可能性大。もちろん人としてどこか欠点があったとしても、仕事で接しているだけだと、それが見えにくい。つまり、あなたの中で上司へのときめきゲージが減る機会がないんですよね。

とはいえ、このまま気持ちが加速してしまったら、苦しむことになる可能性大。

というわけで、提案です。「私は上司のファン」というスタンスに切り替えましょう!

ときめきを消さなくていいのです。ファンなのだと。私の推しは上司なのだと。そういう気持ちに切り替えるのです。

そして、ときめきは抑え込まず、気心の知れた友達にLINEでシェア。「シャツ姿がすてきすぎた」「今週も上司は爆イケ」などなど、心のままに。

気持ちを一人で抱え込んでしまうと、罪悪感と欲望の狭間でうつうつとするか、「もう我慢できない」と暴走するかの両極端に走りがち。でも、明るく楽しく、誰かにときめきをシェアできれば、気持ちが煮詰まりにくいです。

また、あなたの幸せを願う人はたまに現実的なコメントを放ってくれるので、あなたの暴走を防止してくれるかもしれない(ありがたい)。ただ毎日シェアされると相手もゲンナリするかもしれないので、頻度は相手の反応を見つつ、節度を持って。

理想的な展開は、ニューキャラの登場ですよね。なので、上司のファンでありつつ、出会いの門戸を開放することも大事です。マッチングアプリや知人からの紹介など、縁があった相手とはフットワーク軽めに会っていきましょう。

「上司と比べてしまって楽しめない……」と、しばらくは面倒に感じるかもしれませんが、それでいいんです。思いがけず上司にときめいてしまったように、新たなときめきも、思いがけない時にやってくるもの。

それでも上司への気持ちを抑えきれない時は、もう気が済むまで思い続けるしかない。人間のエネルギーには限りがあるので、しんどい恋を続けられる期間って、そう長くはないものです。どう転がっても大丈夫! くらいにデンと構えていましょう!

 

Point.

・相手との遭遇や接触がある限り、気持ちを消すのは難しい
・無理に気持ちを消そうとせず「私は上司のファン」というスタンスに切り替えよう
・ときめきは明るく楽しく友達にシェア(シェアの頻度は節度を持って)
・運命の出会いのために、門戸は開放!
・気持ちを抑えられない場合は、気が済むまで想い続けるのもまた人生

(文:ヨダエリ、イラスト:黒猫まな子)

※この記事は2021年08月13日に公開されたものです

ヨダエリ(コラムニスト) (コラムニスト)

コラムニスト/恋愛アナリスト。慶應義塾大学文学部卒業後、PR会社勤務を経てフリーに。思春期はドイツ在住。メトロセクシャルについて分析したコラムが『AERA』『anan』など多数の媒体で話題になると同時に、携帯サイトで連載していた恋愛相談コラムが口コミで人気に。現在は新聞・雑誌・ウェブでライフスタイルやトレンド、男女の心理にまつわる記事を執筆するかたわら、エキサイトお悩み相談室で電話相談も実施。著書に「その恋、今のままではもったいない!」(情報センター出版局)「今度こそ『信じられる人』と恋愛する本」(すばる舎)など。

●ブログ「cafe dayorin」
https://ameblo.jp/dayorin/

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