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【難読】“すいちょう”ではありません! 「吹聴」の正しい読み方

ななしまもえ(芸術系ライター)

本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?

社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。

今回考えるのは「吹聴」の読み方です。

“すいちょう”じゃないの? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。

「吹聴」の読み方は?

「吹」は、送り仮名の「く」をつけて“ふく”、吹奏楽と読むので、“すい”という読み方は知っているのではないでしょうか。「聴」は、視聴、聴覚と読むので、“ちょう”という読み方に馴染みがありますよね。

しかし、二つを合わせて“すいちょう”とは読みません。

気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“ふいちょう”と読みます。

「吹聴」の意味と使い方

『デジタル大辞泉』によれば、「吹聴」の意味は以下のように解説されています。

ふい‐ちょう〔‐チヤウ〕【▽吹聴】
[名](スル)言いふらすこと。言い広めること。「自慢話を吹聴して回る」

「吹聴」は、ネガティブな意味を持つので、「彼はよくでたらめばかり吹聴する」といったように、批判や皮肉の意味を込めて第三者に対して使われることが多い言葉になります。

読めない漢字はきっとまだまだたくさん

あなたは「吹聴」を正しく読むことはできましたか?

きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。日常的にはあまり使わない言葉かもしれませんが、きっと見たことはあるという人もいますよね

「吹」を“ふい”と読むのは、表外読みといわれる特殊な読み方なのですが、表外読みの馴染みがある言葉は他にもたくさんあります。気になった方は、ぜひ調べてみてくださいね。

(ななしまもえ)

※この記事は2021年07月27日に公開されたものです

ななしまもえ(芸術系ライター)

漢字の形の美しさに惚れ込む元ダンサー。漢字はダンスで表現できると信じている。サッカー好きで一時はレッズの追っかけをした経験もあり。おっとりしているが、サッカーの話になると早口で熱くなる。3代続く正真正銘の湘南ガール。

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