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正しく使えてる? 「よろしくお願いします」の使い方を再確認

上色ゆるり

「よろしくお願いします」を使う時の注意点

「よろしくお願いします」は普段から多くの人が使っていますが、誤用も多い言葉であるといわれています。

間違った使い方で恥をかかぬよう、使う時の注意点についてもチェックしておきましょう。

「宜しくお願いします」「よろしくお願い致します」は間違い

「よろしくお願いします」は、「宜しくお願いします」というように、漢字で表記された文を多く見かけますよね。しかしこちらは、正確には間違った書き方です。

「宜」は、元々「ギ」と読む漢字であり、「よろし」とは読みません。つまり、「宜しく」は当て字になります。

また、「よろしくお願いいたします」の「いたします」も同様に、「致します」のように漢字では表記しません。「いたす」は謙譲語の補助動詞であり、補助動詞はひらがなで書くのが一般的といわれているからです。

よって、「よろしく」も「いたします」も、両方ひらがなで表記するのが望ましいでしょう。

目上の人には「よろしくお願いいたします」を使うのが基本

「よろしくお願いします」は敬語であるため、目上の人に対して使っても問題ありません。しかし、中には「ちょっとなれなれしい」と感じる人もいます。

特に、取引先の人や、組織の中で上の立場の人に対しては、丁寧に表現した「よろしくお願いいたします」を使うのが基本です。

直属の上司など、近しい人には「よろしくお願いします」を使っても良いでしょう。ですが、もしも使い分けが難しい場合は、目上の人に対しては「よろしくお願いいたします」を使うよう、統一すると無難です。

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