【心理学】認知の歪みとは? なぜ起こるのか・原因と対策を解説
認知の歪みが起こる原因
では、認知の歪みが起こる要因にはどのようなものがあるのでしょうか。考えられるものを2つ挙げていきます。
(1)周りの人間関係や経験からの影響
認知パターンは、親や学校・会社・友人などさまざまな人との関わりや、経験を積み重ねていく中で形成されていきます。
他人との関わりの中で「そういうふうに捉えるんだ」と学習するため、認知の歪みが形成されることもあれば、逆に解消されることもあります。
また、誰にでも「自分の考えは正しい」と思いたい心理があるので、指摘されたとしても、違う意見を受け入れられずに思い込みが強化されてしまうことがあるでしょう。
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(2)過去のトラウマ
悪い方に決めつけてしまう認知パターンは、過去に傷ついた経験から強化されることがあります。
「これ以上傷つきたくない」という思いから、あえて物事をネガティブに捉えようとするのです。
何か悪い出来事が起きた時、「やっぱりね」「そうだと思った」と思うことで衝撃を和らげる働きをします。