【ネット用語】「ワクテカ」とは? 意味や由来・使い方を分かりやすく解説
モーニング娘。の曲名『ワクテカ take a chance』にも含まれる「ワクテカ」とは、ネット掲示板の2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)で生まれたネットスラングの1つ。今回は、「ワクテカ」の意味や使い方、対応する顔文字について紹介します。
「草」「すこ」など、ネットスラングと呼ばれるインターネット特有の言葉が年々増えていますよね。SNSやネット掲示板、動画配信サービスのコメントなどでも頻繁に見かけます。
「ワクテカ」も多くの人が使っている、ネットスラングの1つ。しかし「よく見かける割には、どういう意味か分からない」という人も多いことでしょう。
そこで今回は、「ワクテカ」とは何か、意味や使い方について解説します。
「ネット用語を使いこせるようになりたい」「SNSをもっと楽しみたい」という人はぜひチェックしてみてくださいね。
ネットスラング「ワクテカ」とは?
「ワクテカ」とはそもそも、どのようにしてできた言葉なのでしょうか。そして、どのような意味で使われている言葉なのでしょうか。
まずは「ワクテカ」の意味と由来について見ていきましょう。
「ワクテカ」の意味
「ワクテカ」とは、「ワクワクテカテカ」の略語です。「ワクワクしすぎてテカっている」という意味で、ある事柄に対して期待を膨らませている状態、楽しみでワクワクしている状態を表しています。
インターネットでは、アニメや映画の告知、新作ゲームやグッズなどの最新情報に対する期待の反応として使っている人が多いようです。
また、新しく購入した物を使うまでのワクワクしている気持ち、お出かけの予定までの楽しみな気持ちといった、日常生活での出来事に対する反応として使われることもあります。
ちなみに「モーニング娘。」による、「ワクテカ take a chance」という曲もあります。大人気アイドルグループの曲名にも取り入れられるほど、「ワクテカ」は広く親しまれている言葉なのです。
「ワクテカ」の由来
「ワクテカ」は、インターネット掲示板の「2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)」が由来と言われています。
元々「ワクテカ」は、猫がワクワクしながら正座している姿を描いた、アスキーアートで表現されていました。その後アレンジされ、猫にテカテカとした光沢の表現が加わり、より一層ワクワクしている表情に。
そして、「ワクワクテカテカ」という言葉のみへと簡略化され、現在ではさらに省略された「ワクテカ」や「wktk」が使われています。
アスキーアートとは?
アスキーアートとは、コンピューターで入力した文字で作る絵のことを指します。数十文字使った、大掛かりなものから、「(^^)」や「(・_・)」のような顔文字も、アスキーアートの1つです。
「ワクテカ」の由来である猫のアスキーアートは、以下のように表現されていたようです。
「ワクテカ」の顔文字
「ワクテカ」は顔文字で表現するパターンもあります。
最も代表的な顔文字は「+(0°・∀・)+ワクテカ+」です。「ワクテカ」の元々の由来である猫のアスキーアートを簡略したものになります。
その他にも、「ワク(灬°ω°灬)テカ」や「o(●´ω`●)oわくわく♩」などのような顔文字もあります。
「ワクテカ」の使い方
では実際に、「ワクテカ」はどのように使えば良いのでしょうか。ここからは、「ワクテカ」を使った例文を紹介しますので参考にしてみてくださいね。
例文
・大好きなアニメのセカンドシーズンが決まったと知って、今からワクテカ
・今夜は新作のゲームをプレイする予定なのでワクテカしながら帰宅中
・今日の配信楽しみです! ワクテカして待ってます!
・フォロワーさんみんなワクテカしてるのが伝わってきてうれしい
・楽しみすぎて今日は早く起きてしまった。ワク(灬°ω°灬)テカ
「wktk」と表現することも
「ワクテカ」は、ローマ字で「wktk」と表現することもできます。
カタカナに変換する必要がないため、パソコンでの入力が簡単で手軽です。そのため、動画配信サービスでのコメントなど、スピーディーに会話が進むシーンでよく使われています。
例文
・あの店がついに日本にもオープンするの!? +(0°・∀・)+wktk+
・週末は推しのライブだ! wktkが止まらん。
「ワクテカ」の類語
「ワクテカ」の類語には、「wkwk」「mjk」「ktkr」などがあります。
「wkwk」
「wkwk」は「ワクワク」をローマ字表記で略したもの。ワクワクしている気持ちを表す言葉で、「ワクテカ」と同じような使い方ができます。
「mjk」
「mjk」は「マジか」の略語です。ある事柄に対し、驚いたという気持ちを表現しています。ポジティブなことに対しても、ネガティブなことに対しても使うことができて万能です。
「ワクテカ」の類語として扱う場合は、ポジティブな物事が起きた時に「本当に!?」と喜びつつ驚いた表現で使います。
「ktkr」
「ktkr」とは「キタコレ」の略語で、待ち望んでいた事柄の情報が解禁された時や、朗報を知った時などに使われる言葉です。
例えば、新商品の発売を期待しながらワクワクと待っている時は「ワクテカ」、発売日が決定した時は「キタコレ」というように使うことができます。
これらは、「ワクテカ」と同じようによく使われているネットスラングなので、覚えておくと、会話の意味がスムーズに理解できるでしょう。
「ワクテカ」はもう死語?
「ワクテカ」は、最近でもSNSや動画配信サービスのコメントなどで使っている人もおり、全く使われていないというわけではありません。
しかし、以前と比べると使われる機会が減っており、一部ではネット死語と言われています。そのため、「古い」と思われてしまう可能性もあるので、あまり頻繁に使わない方が無難かもしれません。
ネットならではのコミュニケーションツール
インターネットでは、数々のネットスラングが使われており、意味を知らない言葉も多いでしょう。特にネットに不慣れという人は、分からない言葉ばかり出てきて戸惑ってしまうこともありますよね。
知っている言葉が少しでも増えれば、ネットならではのやりとりやノリも楽しめるようになるはず。
「ワクテカ」以外にもよく使われるネットスラングがたくさんあるので、興味があれば他のネット用語についても調べてみてくださいね。
(上色ゆるり)
※画像はイメージです
※この記事は2021年06月26日に公開されたものです