【難読】“との”だけじゃない! 「殿」の読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「殿」の読み方です。
“との”以外の読み方なんてあるの? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「殿」の読み方は?
「殿」は、殿様、御殿と読むので、“との”や“てん”という読み方が一般的ですよね。
しかし、それ以外にも読み方があるのを知っていましたか?
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“しんがり”とも読みます。
「殿」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「殿」の意味は以下のように解説されています。
しん‐がり【▽殿】
《「しりがり(後駆)」の音変化》1 退却する軍列の最後尾にあって、敵の追撃を防ぐこと。また、その部隊。「隊の殿をつとめる」
2 隊列や順番などの最後。最後尾。「殿に控える」
つまり、一番後ろにいる人といった意味合いで使う言葉になります。
時代劇などで「私が殿を務めます」なんてセリフを聞いたことはないでしょうか。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「殿」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。今回は、「殿」の意外な読み方を知れたのではないでしょうか。
漢字は馴染みがあっても、普段なかなか使う機会がない言葉だと、読み方がイメージできないものも多いですね!
(ななしまもえ)
※この記事は2021年06月12日に公開されたものです