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ハロー効果の意味とは? 具体例&ビジネスシーンでの使い方

高見綾(心理カウンセラー)

ハロー効果でビジネスを有利に進める方法

ハロー効果は、特にマーケティングなどのビジネスシーンで活用できます。

ここでは、具体的にどのようにハロー効果をビジネスに応用できるかを解説します。

(1)良い口コミを集める

良い口コミがあれば、読んだ人は「これだけ高く評価されているなら、きっと良い商品に違いない」と思い、購入することに前向きになるでしょう。

良い口コミは、ハロー効果を発揮しますので、アンケートを積極的に行い、ポジティブな声をたくさん集めたいものです。

(2)受賞歴や、売上データをアピールする

お菓子などの食品では、権威ある賞の受賞歴があれば、しっかりとアピールしたいところ。客観的な評価があるので信頼性もアップし、「きっとおいしいに違いない」と思わせることができます。

また、ネット通販では、売上ランキングの上位に入ると、商品の売れ行きに良い影響が出るとされています。

(3)専門家などの評価を掲載する

専門家などの有名人の評価を掲載することで、箔がつき商品のイメージが良くなります。

例えば、書籍であれば、「○○の専門家も絶賛!」などの帯をつけることで、商品の売れ行きに影響が出るとされています。

ハロー効果を使う際の注意点

ハロー効果を使う際は、ポジティブな効果を狙うあまりに、表現が大げさになりすぎていないか気をつけましょう。

ハロー効果を活用したイメージと、実際の商品との間にギャップが生まれると、かえって信用を落としてしまうことになりかねません。

誇大広告にならないように、根拠のあるデータを示すように注意したいものです。

次ページ:ハロー効果とピグマリオン効果との違い

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