「重ねてお礼申し上げます」の意味は? 使い方を例文とともに紹介
「重ねてお礼申し上げます」の類語・言い換え表現
「重ねてお礼申し上げます」以外にも、深い感謝を伝える丁寧な表現はあります。
ここでは「重ねてお礼を申し上げます」の言い換え表現を紹介します。
「重ねて感謝申し上げます」
「お礼」を「感謝」に置き換えた表現です。
「重ねてお礼申し上げます」と同義で使えます。
例文
・お祝いの品をいただき誠にありがとうございました。あたたかいメッセージに胸がいっぱいになりました。重ねて感謝申し上げます。
「重ね重ねお礼申し上げます」
「重ねて」を「重ね重ね(かさねがさね)」に置き換えた表現です。
「重ねてお礼申し上げます」と同義で使用できます。
先の文章で「ありがとうございました」と述べてから、二度目の感謝として使用しましょう。
例文
・いつもご利用いただきありがとうございます。またこのたびは価格改定にご承諾下さり、重ね重ねお礼申し上げます。
「改めてお礼申し上げます」
「重ねて」を「改めて」に置き換えた表現です。
「改めてお礼申し上げます」は過去に起こった出来事に感謝する意味も含みます。
長年お世話になった相手へのお礼など、時間が空いてしまったけれど再度お礼を伝えたいシチュエーションなどで使用しましょう。
例文
・入社以来10年もの間、お世話になりましたことを改めてお礼申し上げます。
「拝謝申し上げます」
「拝謝(はいしゃ)」とは、礼を述べることの謙譲語です。
相手を尊敬し、謹んでお礼をする際に使うフレーズです。堅い表現のため、取引先へのビジネスメールなど、主に書き言葉として使用されます。
文末以外に「平素は格別のご高配を賜り拝謝申し上げます」など、文書の書き出しの定形表現として使用されることも多いです。
例文
・この度は弊社の不手際にも関わらず、寛大なご対応賜り拝謝申し上げます。
「深謝申し上げます/深く感謝申し上げます」
「深謝(しんしゃ)」は深い感謝を表す表現で、感謝と謝罪の両方に使うことができます。
「重ねてお礼申し上げます」より「深謝」の方が堅い表現のため、取引先へのメールなど、文面で使用される言葉です。
また、お礼を伝えるニュアンスでなら、似た表現に「深く感謝申し上げます」があります。
例文
・先日は遠方よりご足労いただき、ありがとうございました。深謝申し上げます。
・この度は当プロジェクトにご尽力いただいたこと、深く感謝申し上げます。
「御礼の言葉もございません/御礼の申し上げようもございません」
ありがとうの言葉では足りないくらい、そしてお礼の言葉が見つからないほど感謝しているという意味を表す、深い感謝を伝える表現です。
とびきり感謝の気持ちを伝えられる表現ですが、何度も使うと軽い印象を与えてしまうので、多用は控えましょう。
例文
・在職中は公私ともにお世話になりました。さらにはこんなお祝いまでいただいてしまい、御礼の申し上げようもございません。
・入院中は気持ちの弱っていた私に何度も会いに来て声を掛けてくださり、本当に心の支えになっていました。これほどにも気に掛けていただいたこと、御礼の言葉もございません。