お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

「伺う」の意味と使い方とは? 使う上での注意点(例文付き)

たむたむ

「伺う」の使い方(例文付き)

前述の通り、「伺う」という言葉にはいろいろな意味があるので、使い方が曖昧になっている人も多いのではないでしょうか。

ここでは、「伺う」の使い方について解説していきます。

「聞く」という意味で使う「伺う」

「聞く」という言葉の謙譲語で、自分の「聞く」という行為に対してへりくだった表現をする場合に使います。

例文

・その件に関しては伺っております。

注意しなくてはならないのは、相手が「聞く」立場だった場合には使えないということです。例えば「その件に関して、○○さんは伺っていますか?」というような使い方は適切ではありません。

謙譲語である「伺う」は、「聞く」行為をするのが自分の場合にのみ使えるので、誰が行為者なのかを考えてみてください。

もし、相手が行為者の場合は「お聞きになる」「聞かれる」という別の敬語を使わなくてはなりません。

「尋ねる・問う」という意味で使う「伺う」

「伺う」は、「尋ねる・問う」という意味の謙譲語で、質問する時にも使うことができます。

この場合も、「自分が尋ねる・問う時」にへりくだって使うため、「相手が尋ねる・問う時」に使うのは不適切です。

例文

・社名を伺ってもよろしいでしょうか?

「訪問する」という意味で使う「伺う」

「伺う」は、相手がいる場所に訪問する意味の謙譲語としても使われます。訪問相手がいる場合には、「参る」ではなく「伺う」を使って表現しましょう。

ビジネスシーンでよく使われる表現なので、社会人として働くのであれば把握しておいた方が良いでしょう。

こちらの場合も、自分の行為に対して使われるものなので、相手の行為には使わないようにしましょう。

例文

・明日の13時にそちらへ伺います。

強い口調に感じられる場合は、「お伺いします」と使っても問題はないでしょう。

次ページ:「伺う」を使う時のポイント

SHARE