「コンバーター」って何? 意味や具体例を詳しく解説
身近にあるさまざまなコンバーター
工業的な装置が多い「コンバーター」ですが、身近なところにもさまざまな「コンバーター」があります。
そこで、どんな物があるのか、代表的なアイテムを取り上げて解説していきますね。
ラジオ
ラジオで使われている「コンバーター」は、「周波数を変換する装置」のこと。
ラジオの周波数とは、放送局の周波数ではなく、電波自体の周波数です。
実は、日本と海外で使われている周波数が異なるため、海外製のラジオを日本で使っても放送を聞くことができません。
こうした問題を解決するために使われているのが「コンバーター」です。
この「コンバーター」はラジオを持って旅行をする時にも便利なので、ぜひ覚えておきましょう。
ゲーム機
家庭用ゲーム機はコントローラーで操作しますが、ゲーム機でインターネットブラウザを起動する際には、コントローラーだと操作や閲覧がやりくいことがあります。
そこで、ゲーム機とコントローラーの間に「コンバーター」を入れることで、マウスとゲーム機が接続できるようになります。
ただ、こうした「コンバーター」は正規品ではなく、パソコン用のアイテムなどを流用するケースがメインとなります。
メーカーが想定していないトラブルが起こることもあるので、「コンバーター」を使う際には自己責任でおこないましょう。
ピアス
女性に身近な「コンバーター」として挙げられるのが、ピアスをイヤリングに変えるための金具です。
「イヤリングコンバーター」とも呼ばれており、指定された場所へピアスを差し込むだけで、イヤリングとして使えるようになります。
「イヤリングコンバーター」は、仕事などでピアスホールを開けられない人や、開けるのが怖い人などには欠かせないアイテムですね。
万年筆
万年筆のパーツの1つを指して使う「コンバーター」は、「インクを吸引する装置」のことです。
ペン先からインクを吸引し、「コンバーター」のなかへ溜めておくことで、インク瓶を持ち歩かなくてもどこでも万年筆で筆記ができます。
また、「コンバーター」は、インクの吸引方式の違いによって「回転式」と「プッシュ式」に分けられます。
そのため、単に「コンバーター」といっても、どちらを指しているか伝わらないこともあるので、「回転式コンバーター」のように正確に伝えるようにしましょう。
ファイルのデータ形式を変換させるPCソフト
ビジネスシーンで使用することの多い「コンバーター」は、「ファイル形式の変換ソフト」でしょう。
「コンバーターソフト」「ビデオコンバーター」など、いくつかの呼び名があり、それぞれどのようなファイルが対応しているかをあらわしています。
この「コンバーター」が必要になるケースは、入力ソフトによって画像形式が決められている場合や、社外の人とファイルのやり取りを行う場合などです。