【難読】“たこ”じゃない? 「凩」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「凩」の読み方です。
凧あげの「凧」と似ているけれど、なんて読むの? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「凩」の読み方は?
「凧」という漢字と似ていますが、よく見ると微妙に違いますよね。「凪(なぎ)」でもないし、なんと読むのか想像できない人も多いでしょう。
しかし、凧と凪に共通するものというと、風ですよね?
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“こがらし”と読みます。
「凩」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「凩」の意味は以下のように解説されています。
こ‐がらし【木枯らし/×凩】
1 《木を吹き枯らすものの意》秋の末から冬の初めにかけて吹く強く冷たい風。《季 冬》「海に出て―帰るところなし/誓子」2 すりこぎをいう近世女性語。
[補説]「凩」は国字。
[補説]作品名別項。→木枯らし
寒くなってくると、天気予報やニュースなどで「今日、木枯らし一号の発表がありました」なんて聞くことがありますよね。
「木枯らし」と書くのはよく見ますが、「凩」とも書くんですね。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「凩」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。「凩」は国字という日本で作られた漢字で、他にも「働」や「畑」など、普段からよく使う漢字がたくさんあります。
普段、気にして使ったことはないと思いますが、国字に注目してみると新しい発見があるかもしれません!
(ななしまもえ)
※この記事は2021年05月22日に公開されたものです