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限界。上司が嫌いな理由11個と対処法

シシィ

上司が嫌いすぎる時の対処法7つ

嫌いな上司の存在は、ストレスの原因になるものです。

セクハラやパワハラなどの行為なら出るところに出るといった対応ができますが、単純に嫌いなだけならそうもいきませんよね。

このようなケースでの対処法は、大きく分けて次の7つです。

・相手に対する自分のアンテナ感度を下げる

・逆に相手を観察する

・自分の態度や行動を見つめ直す

・社外でストレス発散やリフレッシュする

・上司に直接伝える

・他人を巻き込んで対応する

・会社を辞めて転職する

順に解説していきます。

(1)相手に対する自分のアンテナ感度を下げる

1つめの対処方法は、相手に対する自分のアンテナ感度を下げることです。アンテナ感度を下げるとは、「気にしない」ということ。

嫌いだと気づいた瞬間、ついその人の嫌な部分ばかり目につきます。「嫌い」の気持ちを何度も再認識し、ますます不快になりかねません。

具体的には、つぎのような対応でアンテナ感度を下げましょう。

距離を保って必要最小限しか関わりを持たない

常にある程度の距離を保ち、関わるのは必要最小限にしましょう。

業務に関係ない時には、相手をなるべく視界にいれず、意識しないことで、ストレスの原因から距離を置くことができます。

本当に嫌なら、無理に仲良くなろうとしたり、一緒に飲みに行ったりする必要もありません。なるべく接点を減らし、自分の仕事を黙々と取り組むのが得策です。

仕事だと割り切る

あまり深く考えず、嫌いな上司とのやり取りも仕事の1つだと割り切ることが大切です。

仕事には、楽しくてやりがいのあることと同時に、つらくて理不尽なこともあります。上司とのやり取りも給料の内だと割り切れば、必要以上にストレスを感じずに済むでしょう。

コツは、節度をもって礼儀正しく、丁寧な対応を心がけること。ビジネスライクになれるので、割り切りやすくなります。

(2)逆に相手を観察する

2つ目の対処方法は、1つ目とは逆に、相手に歩み寄って観察するやり方です。

矛盾するようですが、相手のことが嫌いなのは、相手をよく知らないせいかもしれません。あえて踏み込むことで、苦手意識が解消される場合もあります。

具体的な対応方法は、次の通りです。

長所を見つける

嫌いな上司の長所を見つけましょう。どんな人間にも必ず長所があるものです。上司の良いところを意識すると、親しみが湧くこともあるでしょう。

また、長所を本人に伝えることで、相手の出方が変わる場合もあるかもしれません。自分の思ったように相手をコントロールできないか、ゲーム感覚で楽しむのも1つの方法です。

嫌いな上司の長所が見つけられない時は、ひとまず短所を逆の言い方に変えてみましょう。
例えば「感情的」は「情緒豊か」、「人によって態度を変える」は「臨機応変」のように言い換えると、長所を見つけられるかもしれません。

反面教師にする

嫌いな上司を反面教師にしてみましょう。

今後自分が部下を持った時のために、どんな態度の上司が嫌われるのか観察。上司のダメな言動を冷静に分析し、自分ならどうするか、シミュレーションしてみます。

今の経験を通して自分が成長できると思えば、勉強料だと思って諦めがつくかもしれません。

(3)自分の態度や行動を見つめ直す

3つ目の対処方法は、自分の態度や行動を見つめ直すことです。

嫌いな相手だからと、つい不適切な行動を取ってしまうこともあるでしょう。しかし、自分の言動を変えることで、相手の対応は友好的なものに変わることもあります。

また、実は自分の心に問題がひそんでいることもあります。具体的には、次のようなことを意識してみましょう。

同族嫌悪ではないか自己分析する

上司に対する嫌いな気持ちが、実は同族嫌悪ではないか自己分析してみましょう。

人は、自分と似た相手に嫌悪感を抱くことがあります。コンプレックスや密かに隠し持っている性質など、自分の嫌な部分を目の前に突き付けられるからです。

まずは、上司の気に食わない部分と、自分がそれを嫌う理由を冷静に分析してみましょう。相手の嫌いな癖を自分も持っていたら、それは同族嫌悪です。

同族嫌悪の場合、お互いの嫌な部分を認め、許すことで、嫌いな気持ちが減少していきます。自分が長年とらわれてきたコンプレックスからも解放されるでしょう。

聞く態度を変えてみる

相手の話を聞く態度を変えてみることも有効です。

話をしっかり聞いていることを明確に示せば、相手は気分が良くなるものです。無駄な説教が減るかもしれません。指示内容がハッキリすることで、上司自身のうっかりミスが減る場合もあるでしょう。

話を聞く時のポイントは、次の通りです。

・相手の話は途中でさえぎらず、最後まで聞く

・相手の話を否定せず、考え方の一つとして違いを受け入れる

・適度に相づちを打って、話をしっかり聞いていることを相手に示す

上司からの注意やアドバイスをすぐに実践する

上司から受けた注意やアドバイスは、自分の成長につながる可能性があるので、すぐに実践してみましょう。

例えば上司の言い方が厳しく、態度が気に入らなかったりするだけで、実は的確なアドバイスをくれているかもしれません。

本来、厳しい指摘ほど言いづらいものです。わざわざ自分のためにアドバイスしてくれたことに感謝し、ありがたく拝聴するのもいいでしょう。

素直に実践する姿を上司に見せれば、相手の対応も変わる可能性があります。

(4)社外でストレス発散・リフレッシュする

4つ目の対処方法は、社外でストレスを発散し、リフレッシュすることです。

仕事中は嫌な上司の対応でいっぱいいっぱいになり、精神的に疲れるもの。ストレスは放置すると精神衛生上良くないので、オフタイムには趣味など自分なりの発散方法でリフレッシュしましょう。

「気持ちを持ち帰るな」と言われても難しいですが、仕事での事情や悩みを自宅に持ち帰るのはやめましょう。考えてもあまり意味のない時間です。

また、精神的に疲れている場合には、体を動かすことでダメージを回復しやすくなるでしょう。運動が苦手なら、読書や音楽鑑賞などでリラックスするのもおすすめです。心の疲れを明日に引きずらないよう過ごしてください。

(5)上司に直接伝える

5つ目の対処方法は、上司に直接伝えることです。

中には、上司の悪気ない言動が周囲へ悪影響を与えているケースもあります。

嫌な言動を相手にハッキリ説明することで、問題が改善される可能性もあるでしょう。

上司に直接伝える際の注意点は、感情的にならないことです。自分をへりくだった言い方で相手に敬意を払いつつ、誠意をもって対応しましょう。

参考記事はこちら▼

(6)他人を巻き込んで対応する

6つ目の対処方法は、他人を巻き込むことです。

自分の気の持ちようや対応の改善だけではどうにもならない場合には、周囲の協力をあおぐ必要があるかもしれません。

具体的には、次のような対応策があります。

人事部に相談する

周囲を巻き込む場合には、まずは人事部などに相談しましょう。

相談の際には、上司の性格や人格を問題にするのではなく、業務上の支障といった事実に着目して冷静に説明しましょう。

資料があると伝わりやすくなります。日頃から、仕事の成果やミスの経緯を記録した書面(ワークダイアリー)を書いておくと、いざ人事に相談する時に役立ちます。

上司の方針がコロコロ変わるおかげでどれだけ残業しているのか、具体的な時間や人数などの影響度合いを定量的に報告すれば、会社としてもフラットにジャッジができます。

また、人事ではなく、上司の上司に伝えて注意してもらうという手もあります。後で上司と気まずくならないよう、匿名対応を希望しても良いでしょう。

異動を希望する

部署内での問題解決が難しければ、異動を希望する方法もあります。部署が変われば、業務で関わる必要がほとんどなくなるため、問題は一気に解決することも。

ただし、異動すると業務内容が変わることもあるので、仕事に愛着のある人は冷静に“自分がどうしたいか”を判断しましょう。

(7)会社を辞めて転職する

最終手段としてはもう1つ、会社を辞めて転職する方法があります。

厚生労働省の調査(※)によると、「職場の人間関係が好ましくなかった」という理由で退職した人は、男性は全体の9.3%、女性は14.8%にも上ります。上司だけに限りませんが、会社での人間関係に悩んでいる人はこれほど多いのです。

転職の場合、キャリアの積み直しや、金銭面などの待遇が悪くなる覚悟も必要ですが、嫌な上司から逃れるための大切な手段です。自分を守るために転職という手がある、と思うだけで気持ちが楽になりますよね。

しかし、転職先にも嫌な上司がいる可能性があることは覚えておきましょう。

また退職時と転職活動時には、退職理由に人間関係を挙げない方がベターです。「人間関係のトラブルで会社を辞める人」というイメージを持たれてしまうかもしれません。表向きは他の理由を伝え、穏便に転職・退職するのが賢明です。

※参考資料:
厚生労働省 2019年(令和元年)雇用動向調査結果の概要「転職入職者の状況」

参考記事はこちら▼

人間関係で転職を考える人多数!? その後転職した? ビジネスパーソンの実態を紹介します。

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