「コミット」の意味は? 使い方やコミットメントとの違い
「コミット」に関連する言葉
現代日本のビジネスシーンでは、「コミットする」以外にも、「コミットメント」「フルコミット」といった言葉がよく使われます。
これらの意味や使い方も、合わせて覚えておくと便利です。
「コミットメント」とは?
「コミットメント(commitment)」とは、動詞である「commit」を名詞化したもので、意味はどちらも同じです。
仕事へ積極的に関わっている人のことを「コミットメントが高い」と表現したり、組織と従業員のつながりを示す指標のことを「組織コミットメント」と呼んだりします。
例文
・彼はどのプロジェクトを任せても、コミットメントが非常に高く、評価されている。
・従業員の組織コミットメントを高めるために、一人ひとりの能力や性格に合わせて役割を与えることにした。
・彼女はコミットメントがあまりにも低いので、チームから外すことを検討するべきかもしれない。
「コミットメントする」といった使い方はあまりしないため、「コミットしている状態=コミットメントが高い」と覚えておくといいでしょう。
「フルコミット」とは?
「フルコミット」とは、一言で言えば、責任を持って全力で取り組むこと。
commitに「十分な」という意味を持つfullをプラスすることで、「コミット」の意味がより強調できる言葉です。出世がかかっているプロジェクトに参加するなど、ここ一番という時に使われます。
あまり頻繁に使うと言葉の重みがなくなってしまうので、状況に応じて「コミット」と「フルコミット」を使い分けることが重要です。
例文
・今年度は、他の何を差し置いても、このプロジェクトにフルコミットしようと決めた。
・会社の将来を決める重要な案件だから、フルコミットで頼んだよ。
・仕事にフルコミットするために、家事代行サービスを頼むことにした。
「コミット」と同様に、動詞の「する」を添えて「フルコミットする」といった使い方が一般的です。