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悪口を言わない人になりたい! 3つの対処法

笹氣健治(心理カウンセラー)

悪口を言わない人の心理

他人に対してムカついたり、イラっとしたりする時、身近な人に悪口を言って怒りの解消をする人がいる一方で、誰にも一切悪口を言わない人がいます。

悪口を言う人にとってみれば、なぜ悪口を言わないのか疑問に思うかもしれませんね。

悪口を言わない人は、なぜ言わないのでしょうか? その主な理由として、次のような心理が考えられます。

(1)悪口を言う人を反面教師としている

悪口を言う人が周りにいると、その人をまねて自分も悪口を言うようになる場合がありますが、逆に、それを反面教師にする場合もあります。

周りの人が頻繁に悪口ばかり言うのを聞き、それにうんざりして、「私は決して悪口を言うまい」と心に決めたのかもしれません。

(2)悪口を言って注意された経験がある

悪口を言ったら、友人から「他人の悪口を言うなんてサイテー」と言われた。親、先生、先輩などから、「他人の悪口を言ってはいけません」とたしなめられた。

このように、悪口を言ったことを注意された経験があると、我慢するようになる場合があります。

(3)自分をさらけ出せない

悪口を言うのは自分の本音を伝える行為。よほど信頼できる相手でなければ言いづらいものです。

悪口を言わない人は、身近に安心して何でも言える人がいないのかもしれません。

対人関係で慎重だったり、警戒心が強かったりするために、自分をさらけ出すことができないのです。だから悪口を言わない可能性も考えられるでしょう。

(4)悪口を聞くのが嫌い

悪口を言った当人は怒りが鎮まってスッキリするからいいのですが、悪口を聞かされた側は、どう対応していいか困る時があります。

自分がそういう経験をしている人は、自分が誰かの悪口を言って聞かせることに申し訳なさを感じます。そのため、自分は悪口を言わないように心がけていると考えられます。

(5)怒りをうまく解消している

悪口を言うのは、怒りを鎮めるための行為だと前述しました。つまり、別の方法で怒りを鎮めることができれば、言う必要がないことになります。

悪口を言わない人の中には、他人に対して湧いてきた怒りの感情をうまく解消する方法を心得ている人もいます。それがどのような方法なのかは、次に詳しく説明したいと思います。

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