共感性羞恥心とは? 原因と感じやすい人の特徴&克服方法
共感性羞恥の原因
では、自分のことではないのに、なぜ恥ずかしくていたたまれない気持ちになるのでしょうか。その原因を深堀りしていきましょう。
(1)つい恥を想定してしまう
恥に対する感受性が豊かなタイプだと、さまざまな状況から、「恥」を想定してしまうことが原因の1つです。
劣等感が強いと、恥ずかしいと感じることも増える傾向にあります。自分の考える「普通」の枠外に出てしまっている時に、特に恥ずかしいと感じてしまうのです。
(2)共感力が高い
共感力が高いため、他人に起きた出来事であっても、あたかも自分事のように感じてしまう人もいます。
「もし自分があの立場だったら……」と感情移入し、自分を関係付けて考えるため、共感性羞恥を抱きやすくなるのです。
(3)過去に同じシーンで恥をかいた経験がある
過去に恥ずかしい思いをしたことがあると、その経験が心の傷になっているケースがあります。
すると、他人が同じ失敗をしそうなシーンを見た時に、過去の経験が思い出され、当時感じた嫌な感覚と結び付いてしまうのです。