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「普通の人」と結婚したい、は高望み? 婚活市場のリアルとは

トイアンナ

なぜ「普通の人」を求めてしまうのか

ではなぜ、これらの「やや高い理想」を普通に置いてしまうのか。その理由は、以下のとおりです。

(1)自分の父親を基準に置いている

よくあるのが、「自分が育った環境と同じ環境で、自分の子どもを育てたい』」という願望から、父親と同じ年収、キャリア観、学歴をスタンダードにしてしまうケース。親世代はバブル経済を経験した方も多く、今とは月収基準が違います。

しかし、そこで生活水準を下げてまで結婚したい相手とは出会えない、というのが悩みの種になるようです。

(2)友達の彼氏や夫と比較している

もし、自分の友人がこぞって医師と結婚していたら。自分も医師と結婚できるのではないか、という気がしてしまうものです。しかし、友人のパートナーと、自分の伴侶には本来、あまり関係がないはずです。

それを無視して「友人みたいな夫婦になりたい」と願うと、世間の水準からかけ離れた相手を求めてしまうことになりかねません。

(3)専業主婦になる前提で試算している

もし、専業主婦になりたいなら、都内ですと旦那さんの年収に600万円程度は必要なのではないでしょうか。しかしながら、この年収がある独身男性は減る一方。このギャップが、「期待と現実の差」を生んでいます。

次ページ:そもそも「普通の人」という考え方は正しいのか?

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