「普通の人」と結婚したい、は高望み? 婚活市場のリアルとは
「普通の人と結婚したい」。そういった声を聞くことがありますが、そもそも普通の人の特徴や定義ってどういったものなのでしょうか? 年収や学歴、見た目とは? コラムニストのトイアンナさんに教えていただきました。
普通の人と結婚したい。
古今東西、この20年以上、結婚相談所からマッチングアプリまで、あらゆる場で女性から言われてきたことです。
婚活で男女を比較すると面白いことに、女性は「何もかも平均以上」の普通を求めるのに対し、男性は顔だけとか、家柄だけ、年齢だけとか、「一点突破」の要望が多いものです。
ではこの「普通の人」とは何者なのか。今日はそれを簡単にひもといてみましょう。
婚活市場で言われる「普通の人」の定義とは?
まずは、実際の基準を一旦忘れて、婚活をしている女性が挙げがちな「普通の人」像を描いてみましょう。
容姿・性格
まず、婚活で女性が要求する「普通の容姿」とはどんなものか。筆頭に上がるのは清潔感です。
メガネが曇っていない、爪が切りそろえられている、服に皺がない、服が日焼けして古くなっていない、靴が汚れていない、髭が青くなっていたり、剃り残しがあったりしない、フケが肩に落ちていない、美容室へ定期的に通って眉毛と髪を整えている……。
これらを総合して、清潔になった姿を、女性はよく「普通の人」と呼びます。さらに身長170cmを基準に置く方も多数。
よく、「星野源さん」が普通の人の見た目を表す芸能人として登場しますが、さすがにこれが普通ではなく理想像であることは、女性陣も理解しています。とはいえ、清潔感を妥協できるという話は、婚活でなかなか聞きません。
学歴
婚活市場でよく聞く、女性が「普通の人」として考える学歴は、MARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政大学)以上です。
しかし、これはさすがに私も突っ込むことが多い要素。ご自分がMARCH以下だった場合、ご自身は「普通じゃない」扱いで大丈夫なのでしょうか……?
MARCHとまでは言わない方でも「四大卒」を条件に挙げる女性は多め。大卒というのは、今も大きな価値を持つようです。
仕事・年収
年収は婚活だと最低300万円、できれば400万円台以上が「普通の人」としてみなされる条件です。年齢層にもよりますが、20代後半でしたら300万円前後はおおむね、都内だと普通の年収と言えそうです。
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