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影響力のある人の特徴6選! 職場で影響力を高める方法

影響力のある人には、どんな特徴や共通点があるのでしょうか? また、影響力を高める方法とは? この記事では、キャリアカウンセラーの中谷充宏さんに、影響力のある人の特徴、影響力がない人の特徴、職場で影響力のある人になるポイントを教えてもらいました。

「影響力のある人」と聞くと、SNSのインフルエンサーを思い浮かべる人も多いかと思います。

「影響力」という言葉には、「他に働きかけ、考えや動きを変えさせるような力」という意味があります。

例えば、アメリカのTIME誌が毎年発表している「世界で最も影響力がある100人」には、確かにこの力が備わっている人が選ばれていますよね。

また、自分の回りを見てみると、各界の著名人から職場の上司や友人といった日常の付き合いがある人まで、「影響力」を持った人が少なからずいるということが分かるのではないでしょうか。

そこで今回は、「職場における影響力のある人」にフォーカスを絞って、「影響力」について解説していきます。

そもそも職場における「影響力」とは?

職場における「影響力」とは、一体どういうことを指すのか。

このコラムでは、「職場の仲間や取引先のみならず、課や部、会社全体といった組織にも働きかけていき、組織や仕事で関わる人たちの考え・動きを変えさせるような力」と定義します。

例えば、会議や打ち合わせで、その人の提案や発言がきちんと取り上げられ、仕事の進め方が変わっていったり、組織の改編につながったりといった場合、職場における「影響力」があるといえます。

職場において「影響力のある人」の特徴

では、職場において影響力のある人には、一体どんな特徴があるのでしょうか?

その特徴を6つに絞って個別に見ていきましょう。

(1)自己主張ができる

まず主義主張がぶれることなく一貫していて、自分をしっかりと持っているという特徴があります。

そうしたバックボーンがあるからこそ、自分の意見や提案を堂々と主張できて、他者に影響を与えることにつながっていきます。

(2)有言実行である

口だけで行動が伴っていないと、どんなに立派なことを言っても、どんなに自分をPRしたとしても、信用してもらえません。

「有言実行」だからこそ、みんなが付いて行くのです。

(3)気配りができる

単に自己主張が強いだけでは、わがままや自分勝手のレッテルを貼られてしまい、やはり誰も付いて来ません。

個人や組織の細部にまで気を配れるからこそ、周りは認めるのです。

(4)責任感が強い

責任感が強く、時には自己犠牲もいとわない特徴もあります。

そのため、「あの人からお願いされたら、協力は惜しまない」といったように、周りからの人望も厚く、人気があります。

(5)説得力がある

思いつきレベルの薄っぺらな発言ではなく、きちんと根拠を立てて論理的に話すことができ、時には情熱をこめて熱く語ることもできる。

そうした説得力のある言葉に、周りは心打たれます。

(6)巻き込む力がある

会社組織で働く以上、仕事は1人では完結しないことを熟知しています。

そのため、自分で全てを抱え込まずに、仕事内容を見極めた上で、周りにお願いする・任せることを通じて、みんなをうまく巻き込んでいくことができます。

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職場における「影響力がない人」の特徴

逆に、職場において「影響力がない人」には、どんな特徴があるのでしょうか?

5つに絞って個別に見ていきます。

(1)引っ込み思案

自己主張が苦手で、自分が目立つことを避けるという特徴があります。

これでは誰も影響を受けませんよね。また何事にも受け身で、他に流されやすい面も持ち合わせています。

(2)やる気がない

そもそも仕事に対してやる気が全然ない人には、尊敬の念を抱きづらいです。

周囲も、そんな人に付いて行こうとはなかなか思わないでしょう。

(3)自己PRが苦手

仮に仕事ができる人であっても、その成果が周りにきちんと伝わっていなければ、影響力を持つことは困難です。

影響力のない人ほど、人に自分の意思や意見を伝えるのが苦手で、相手を納得させられるような説得力に欠けている傾向にあります。

例えば、会議中も誰かの意見に賛同する時くらいしか意見を言わないような人は、影響力がない典型例になります。

(4)自己完結型

仕事を1人で抱え込むタイプであれば、職場の仲間と関わることが極端に減るので、そもそも他に影響を与えるシーンがあまりありません。

人とのコミュニケーションが苦手だったり、自分の仕事のやり方に固執し過ぎたりする人には、こうした行動特性が見られがちです。

(5)ネガティブ思考

仕事に対して意欲的で自己成長欲が強い人ならば、きっと魅力的に感じることでしょう。

逆に、常に後ろ向きだったり、何事においてもモチベーションが極端に低かったりする人に対しては、魅力を感じづらいため、影響力もありません。

「影響力のある人」になるためのポイント

「影響力のある人は特別な存在で、ちょっと私には縁遠い……」と思う人もいるかもしれません。

しかし、誰もが最初から影響力を持っていたわけではありません。本人の努力や心掛けが、影響力を生み出しているのです。

ここでは、影響力のある人になるために必要なポイントを解説していきます。

(1)自分を知り、自信を持つこと

独り善がりではなく、きちんと自己主張ができるようになるには、まずは自分を知ること。特に、自分の良いところを正確に把握することが必要です。

その上で、「自分にはこんな良さがある」と自信を持つようにします。

(2)地道に経験を積むこと

現時点で、「自分に自信を持つのはなかなか難しい」という人もいることでしょう。

そうした場合、職場内で任された仕事は着実にこなすなど、小さくてもいいので成功体験を積み重ねていくことが、自信につながっていきますよ。

(3)周りから信頼される努力をすること

周りから信頼されるには、小さな仕事や約束事でも厳守することが大切です。

例えば、「あれ、○○さんにメールで送っておいて」と仕事を振られていたのに、やっていなかった、では信頼されませんよね。

そうした積み重ねが信頼につながっていきます。信頼されれば、言動が受け入れられ、影響を与えることができるようになっていきます。

(4)気配り・目配り・心配りをすること

わがままや自分勝手な人に付いて行こうとは、誰も思わないでしょう。

職場で困っている人がいたら、「どうしたの? 私に手伝えることがあったら言ってね」と声を掛けるといった、細部にまで気配り・目配り・心配りをして、相手の立場になって行動することで、周りも高く評価してくれるようになります。

(5)巻き込んだ人にきちんとお礼すること

周りにお願いした仕事を仕上げてもらったら、きちんと丁寧にお礼をしましょう。

言葉で「ありがとう」「助かりました」と伝えるのは大事です。そうすると、相手も「また手伝ってあげよう」という前向きな気持ちになります。

影響力のある人になって、職場で活躍しよう

自身に影響力が乏しいがために、例えば、せっかく練りに練った企画が軽く扱われて秒殺されてしまう、というのは、あまりにも悲しいですよね。

どうせならば、自分に有利に進められるよう、影響力を身に付けておきたいものです。プライベートは別ですが、ビジネスの世界では、慎ましさや謙虚さは、かえって損をすることもあります。

今回の記事を参考にしていただき、ぜひ影響力を高めて、自分の仕事の成果につなげていきましょう。

(中谷充宏)

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※画像はイメージです

※この記事は2021年03月16日に公開されたものです

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