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嫌いな人と関わらないために実践したい「8つの方法」

池尾千里(心理カウンセラー)

嫌いな人と極力関わらない方法8つ

前述の通り、関わりたくないのであれば嫌いな人と無理に向き合う必要はありません。

不要に深く関わることはせず、適正な距離を保つこともうまいやり方です。とはいえ、あからさまに避けるのも大人ではありません。

では、関わりを最小限にした賢いコミュニケーションの方法を考えていきましょう。これだけを押さえておけば周囲に変な気を使わせず、一方で踏み込んだ関わりを持たなくても済むはずです。

(1)自分から挨拶をする

大人でありながら「嫌いだから挨拶しない」なんてことをくり返していると、周りは不信に思います。あなたとその相手の仲をなんとかしようと、お節介を働く人だって出てくるかもしれません。

したがって、必要最低限の挨拶を自分からすることで、逆にそれ以上何かしなくてもいい予防線を張ることができるのです。

挨拶は、常識とマナーを兼ね備えたもの。適正な距離感を保つのに不可欠です。

(2)「嫌われているかも」と思わせない

仕事上の絡みがある時は特に、極端な態度で「嫌われているかも」と思わせない方がいいかもしれません。

誰かが見ていても恥ずかしくない、常識的なふるまいを心がけましょう。可もなく不可もない関係でいられれば、仕事の話もスムーズなはずです。

“意識して避ける”よりも相手を気にしなくて済むのは、常識的に“無でいる”というドライなコミュニケーションの方法です。

(3)物理的な距離を空ける

そもそもあまり会いたくない人のはずですが、職場では、そういうわけにもいかないでしょう。

でも、出退勤のタイミング、昼休み、トイレに立つ時など、うまく会わない工夫をして、不要なストレスのないように過ごしましょう。

意図的に“活動タイミングをずらす”のです。

(4)自分を守る選択を取る

大人で常識的な対応を心がけるべきだと言っても、心に無理をさせてまですべき言動ではありません。

嫌いな人が攻撃的である場合は、自分を守ることを最優先させてください。

あなたが距離を置こうとしても、相手が距離を詰めてくることもあるかもしれません。対応が難しい場合は、信頼できる人に相談したり、サポートを求めたりすることを忘れないでください。

別に逃げてもいいのです。

(5)反応し過ぎない

どうしても相手と会話をしなくてはならない場面もあるでしょう。

会話の受け答えは、反応がいいとだんだん盛り上がっていきますからほどほどに。

簡単な相づちだけに留める、質問はしないなど、反応し過ぎない態度を見せれば会話は自然と終わっていきます。ダラダラと話が続くということを防げるでしょう。

(6)伝えることは簡潔にまとめておく

嫌いな相手と関わる時間は、なるべく短く抑えたいですよね。

そこで有効なのが、会話や会議の前に、伝えることを簡潔にまとめておくことです。相手が短い時間で理解してくれるよう、要点だけを伝えられるといいですね。

(7)いろいろな想定をしておく

嫌いな相手と仕事で関わる時。会議が一緒になるなどはよくある場面ですが、相手が賛成か反対か、どんな要望がありそうか、わかる範囲でいいので想定し、回答を準備しておきましょう。これもやりとりの時間短縮になります。

(8)対応を誰かに頼む

どうしても難しいことは、自分一人でやろうとしないのも、賢い工夫です。本当に嫌いな相手の対応は、思い切って誰かに任せてしまってもいいかもしれません。

丸投げできなくても、相談し共有することで、何かいい案が出たり、気持ちが楽になったり、勇気が出たりすることだってあります。

無理をせず、自分の中だけにため込まなくてもいいのです。

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