【難読】なんて読む? 「希う」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「希う」の読み方です。
読み方のイメージができない! と思ったら、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「希う」の読み方は?
「希」という字は、希望、希少と読むので、“き”と読むことが多いと思います。
しかし、「希」に送り仮名の「う」をつけて“きう”と読むのは、違和感がありますよね。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“こいねがう”と読みます。
「希う」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「希う」の意味は以下のように解説されています。
こい‐ねが・う〔こひねがふ〕【乞い願う/▽希う/×冀う/庶=幾う】
[動ワ五(ハ四)]強く願う。切望する。やや古風な、また改まった言い方。「一層の御理解を―・う次第です」
読み方は難しいですが、“こいねがう”と読むのですね。
少し古い言葉で、さらに改まった表現なので、日常会話で使うことはあまりありませんが、文書や公的な表明などで使うのが適切な言葉なのだそうです。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「希う」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。難しい漢字ではないのに、送り仮名一つで読み方がわからなくなる、なんてことも案外多いですよね。
見慣れた漢字も改めて調べてみると、知らない読み方がまだまだあるかもしれません!
(ななしまもえ)
※この記事は2021年03月09日に公開されたものです