ネガティブな人の特徴とは? ネガティブ思考の原因を心理カウンセラーが解説
ネガティブになる心理的な原因・理由とは?
人がネガティブな気持ちになる理由はさまざまですが、いわば慢性的にネガティブな気持ちになりやすい人の心は「傷付いている」ことが多いです。
(1)心が傷付いている
私たちは生まれた時からネガティブな気持ちを抱えやすくなっているわけではありません。
ただ、自分自身が成長するプロセスの中で「人に受け入れてもらえない」「自分なりに頑張ったけど相手の役に立てなかった」など経験から傷付き、その痛みや悲しみを1人で抱え込んでしまうと、物事をネガティブに見るようになるのです。
(2)自分ばかりに意識が向いている
「自分は人にどう思われているだろうか」と考えると人はネガティブな意識を持ちます。
自分を否定的に捉えすぎていると「きっと人もそう感じているのではないか」と感じて、さらにネガティブな考えが強まります。
(3)自分は役に立たないという気持ちが強い
自分自身の存在意義を感じるには「誰かの役に立てている」という感覚が必要です。
これは「自尊感情」と呼ばれるものですが、この感覚が感じられないので「自分は役に立てない、邪魔ではないか」とつい感じてしまい、ネガティブに物事を見るようになるのです。
(4)悲しみや孤独、怒りを感じている
ネガティブな人が感じやすい感情は「悲しみ(痛み)」「孤独」「怒り」です。
この感情を通じて人や物事を見ているので、物事をネガティブに感じているのです。
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(5)怒られることを怖れている
ネガティブな気持ちになりやすい人は、普段から自分を肯定せずに批判している傾向があります。
そのため、「自分と同じように人も自分を批判するのではないか」という怖れを感じやすく、怒られることに敏感になっているものです。
▶次のページでは、ネガティブ思考になってしまった時の対処法、ポジティブな人になるコツを紹介します。