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ネガティブな人の特徴とは? ネガティブ思考の原因を心理カウンセラーが解説

浅野寿和(心理カウンセラー)

ネガティブ思考になってしまった時の対処法

では、ネガティブな気持ちになってしまった時はどのように対処したらいいのでしょうか?

これから、ネガティブな気持ちになった時の対処法を5つご紹介します。

(1)気分転換の時間を作る

思い切ってネガティブに考えてしまうことから離れてしまうことも有効です。

自分に安らぎや楽しさを与える時間をしっかり作って好きなことに触れてみると、また気分も変わるものですよ。

体を動かすことも有効です。できれば1人で行うことより、気の合う誰かと行うことがいいですね。

(2)自分を褒める習慣を作る

日頃から自分を褒めたり認めたりする習慣を作ると、ネガティブな考えになっても切り替えやすくなります。

小さなことでもいいので、日常の中で自分を褒める習慣を作っていきましょう。

(3)人の良いところを見て褒める

ネガティブな考えに陥った時ほど怒り、悲しみ、寂しさ、不安といった感情を感じやすくなり、つらいと感じるのです。

逆に、良い気分の時にはネガティブな考えにハマりにくくなります。

良い気分を作る最も手っ取り早い方法は、人を褒めたり喜ばせたりすること。

今の自分でも人を喜ばせられると知れば、次第にネガティブな考えから抜け出せますよ。

(4)ネガティブになっていることを嫌わない

ネガティブ思考自体、悪いものではありませんが、あまりにネガティブになると気分が悪くなるのです。

そこで自分を責めるとさらに気分が悪くなりますから「そんな気分にもなることがあるよね」と自分を嫌わないように心がけましょう。

(5)人に相談する・話を聞いてもらう

ネガティブな考えに陥ると気分が悪くなり、そこから抜け出せなくなることが多いもの。

そんな時は勇気を出して人の意見、価値観に触れることがおすすめです。

ネガティブになりすぎた時ほど「今の自分の中に良い答えはないかもしれない」と考えてみてもいいかもしれません。

ポジティブな人になるには

「できることならネガティブな性格を卒業してポジティブな人になりたい」。そう考えている人もいるでしょう。そこでここからは、ポジティブになるために意識したい言動を紹介します。

(1)成功体験を積み重ねる

前段で、ネガティブになる原因として「人の役に立てていない感覚」を挙げました。

この感覚を払拭して「自分は誰かの役に立っている」と思えるようになるには、成功体験を積み上げることが重要です。

どんなに小さなことでも良いので、誰かのために行動し、それを自分で認めて褒めてあげましょう。これを積み重ねれば、「自分は人の役に立てる人間だ」という自信がつくはずです。

(2)ポジティブな人と付き合う

人は一緒にいる人から影響を受けるもの。ポジティブになりたいなら、ポジティブな人と交流するのが近道といえます。

ポジティブな人と付き合う中で相手の考え方や発言の傾向を観察し、自分との違いを分析してみてください。そうすれば、前向きになれるヒントが見つかるでしょう。

(3)前向きな発言を心掛ける

自分が発する言葉を一番近くで聞いているのは自分です。そんな自分の言葉からは、少なからず影響を受けると考えられます。

積極的に前向きな言葉を使えば、考え方も少しずつポジティブな方向に変わっていくかもしれません。

「きっとできる」「自分は大丈夫」など、意識してポジティブな言葉を使っていきましょう。

▶次のページでは、ネガティブな人への接し方を紹介します。

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