【難読】“ゆゆばあ”? 「湯湯婆」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「湯湯婆」の読み方です。
“ゆゆばあ”? 千と千尋の神隠しに出てくる湯婆婆の仲間かな? そんなふうに思ったら、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「湯湯婆」の読み方は?
「湯」はそのまま“ゆ”か、銭湯と読むので、“とう”と読むことが多いですよね。「婆」は、老婆と読むので、“ば”と読む人が多いと思います。
しかし、「湯湯婆」と書くと“ゆゆばあ”、“とうとうば”とは読まず、まったく違う読み方になります。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“ゆたんぽ”と読みます。
「湯湯婆」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「湯湯婆」の意味は以下のように解説されています。
ゆ‐たんぽ【湯▽湯▽婆】
《「たん(湯)」「ぽ(婆)」は唐音》暖房用具の一。金属・陶器製で、中に湯を入れて寝床や足を暖める。たんぽ。《季 冬》
湯たんぽって、寒いこの時期、使っている人もいるのではないでしょうか。
店頭では「湯たんぽ」と表記されていますが、本来は「湯湯婆」と書くんですね。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「湯湯婆」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。
湯たんぽを湯湯婆と書くなんて、なかなか想像できないですよね。でも、この漢字をみて、子どもの頃に祖母の家に泊まりに行ったとき、祖母が湯たんぽを入れて布団を温めてくれたことを思い出しました。
聞いたことがある言葉も改めて調べてみると、意外な漢字の組み合わせでできているのを知れておもしろいですね!
(ななしまもえ)
※この記事は2021年02月20日に公開されたものです