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オタク女子4人組・劇団雌猫が語る「運命を変えたエンタメ」

【特集】運命の出会い

何気ない出会いが、自分の運命を変えることだってある。さまざまな分野で活躍する著名人・ライターの皆さんが、今までの人生において自分の運命を変えた“モノ”を紹介。それにまつわるエピソードや想いを語っていただく特集です。

運命の出会い特集、今回のテーマは「エンタメ」。平成生まれのアラサーオタク女子4人組ユニット「劇団雌猫」のひらりささん・もぐもぐさん・かんさん・ユッケさんに、自身の運命を大きく変えたエンタメ(作品、アーティスト)をそれぞれ教えてもらいました。

韓国映画『神と共に 第一章:罪と罰』神と共に 第二章:因と縁」』/ひらりさ

出会いは2019年5月。「死んだ主人公が、3人の使者と共に、地獄で7つの裁判を受ける」というストーリーを聞いて、面白そうだし見に行くかと思ったのがはじまり。

その時点では、自分がこの映画にどハマりして、合計4時間40分もある2作品を見るために、何度も劇場に足を運ぶことになるとは予想していませんでした。

使者の1人ヘウォンメク(「俺は転生して財閥2世になる」とのたまうお調子者キャラだが、前世に悲しい秘密がある)を軽やかに演じた俳優チュ・ジフンにすっかり心臓を射抜かれた私は、彼のファンミーティングに参加するためだけに、8月には韓国まで飛ぶ羽目に。

我ながら「元気だったな……」と思う、電撃みたいな夏でした。

アニメ『Free!』/もぐもぐ

人生で初めてハマったアニメ。大げさじゃなく、人生が変わってしまった……。

美しい予告映像に惹かれて「どんな話なんだろ?」と、なんとなく見始めて、競泳で結び付く高校生の繊細な感情や人間関係を見守ったり、ハラハラしているうちにどんどん思い入れが深まっていって。

初めてアニメイトに行き、初めてBlu-rayを買い、初めて同人誌即売会に行き、気付いたら初めて同人誌を作る側に回っていた。

この作品をきっかけに友達がたくさんできたし、創作の楽しさも知ったし、“聖地巡礼”のために鳥取まで行って、楽しい思い出ばかりです。大好き。

京都アニメーションさんありがとう。これからもよろしくお願いします。

『L?Arc~en~Ciel(ラルク・アン・シエル)』/かん

2002年、ラルク・アン・シエル活動休止中に、友人の姉から布教されCDをレンタル。そこから1週間、親のコンポでMDに音源を焼き続けました。

当時は活動していないので、うたばんやMステには当然出ないし、『CDでーた』や『WHAT?s IN?』にも載ってない。

すがるような思いで加入したファンクラブにももちろん新情報は無かったのですが、それでもとてもうれしかったのを覚えています。

推し不在の中で懸命に行ったオタ活を経て、活動を再開したライブツアー「SMILE TOUR」に赴いた時の感動といったら! どんな良い席で見たライブよりも、強く思い出に残っています。

「推しは推せる時に推せ」を学んだ中学時代は、そこから続く長いオタク人生の大切な第一歩です。

アニメ『デジモンアドベンチャー』/ユッケ

1998年、地元九州でアニメ放送を見てから「将来は絶対に東京に行こう!」と東京への憧れの気持ちを強めました。

『デジモン』は、お台場・光が丘・渋谷などなど、実在する東京の土地がたくさん出てくる作品だったのです。

その後私は、大学進学を機に晴れて東京で一人暮らしを始めることに! 大学1年生の夏休み、ドキドキしながらお台場に人生初の“聖地巡礼”に行きました。

ゆりかもめ・観覧車・主人公の太一たちが住んでいたマンション……本当にあるんだ! とテンションは爆上がり。

東京は実際に来てみてもすてきな街だし、できる限りここで生活したいと思いました。2020年、私はいまだに東京で生活を続けています。

(文:劇団雌猫、編集:田島佑香/マイナビウーマン編集部)

※この記事は2021年02月15日に公開されたものです

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