「よしなに」の意味や語源は? 使い方や例文・言い換え表現を解説
「よしなに」を使う上でのポイント
ここでは、「よしなに」を使う際のポイントを紹介します。
具体的な伝達が必要な場面では使用を避ける
「よしなに」は、「都合良くなるように。不都合が生じないように。よろしく」という意味です。
具体性に欠ける言葉であるため、仕事を具体的に進めるべき場面では使わない方が良いでしょう。
例えば、仕事を依頼する時、「この資料をよしなに仕上げてください」とは言いませんよね。
「この資料を明日10時の会議までに20名分コピーを取っておいてください」と具体的に指示するはずです。
「よしなに」は、相手の判断に委ねる性格の強い言葉であるため、上記のような場面で使うことは、おすすめできません。
具体性が必要ない場合には使える
冒頭で、私信の最後に「どうぞよしなに」と結ぶことがあると書きました。
以下のように、終わり方を丁寧に言えば、目上の人にも使えます。
ただ、使う場合には述語までしっかり述べる方がいいでしょう。手紙に限らず、会話の場合も同様です。
例文
・今後ともどうぞ、よしなにお付き合いいただければ幸せです。
・奥さまにも、どうぞよしなにお伝えくださいませ。