休日なのに……。仕事用の「チャット疲れ」を防ぐコツ
仕事で大成功を成し遂げたいとか、そんな大それた野望はないけど、なんとなくうまくやりたい。いつもの働き方を小さくアップデートする「お仕事ハック」を紹介します。
今回のお仕事ハックは「業務時間外も仕事用チャットの通知が気になる」というお悩みに、ライターのトイアンナさんがアドバイス。
業務時間外も仕事用チャットの通知が気になる
私の会社では社外も含めて、基本的に全てチャットでやり取りを行っています。メールよりも気軽に使えて効率的なのですが、仕事終わりや休日なども出勤している人がいると通知が鳴るので、つい気になってチャットを見てしまいます。
思い立ったらすぐに連絡が取れる便利な世の中ですが、プライベートには仕事を忘れてゆっくり過ごしたい! チャットとの上手な付き合い方ってあるのでしょうか?
こんにちは、トイアンナです。
チャットツールって本来、業務を効率化するために導入されたはずの道具なのに、いつの間にかこっちがチャットに振り回されがちですよね。
私もフリーランスとして独立したてのころ、取引先都合でfacebookメッセンジャー、Chatwork、Slack、メール、LINEを同時並行で使うことになり、アプリからひっきりなしに鳴り続ける通知で発狂しそうになったことがあります。
でも、そんな我々が「チャットの奴隷」から抜け出す道が、あるんです。
「チャットに返事する時間」を決めてしまおう
普段、相談者さんはスケジュールをどのツールで管理していますか? Googleカレンダーか、Outlookカレンダーが主な選択肢で、中には手書きの手帳を大事にされている方もいるかと思います。
その中に、「チャット返信」という時間を入れましょう。フルタイム勤務なら1日3~5回くらい、30分ずつで十分かと思います。そして、決めた時間にガーっとまとめて、チャットに返事をするのです。
相談者さんは「チャットは全部、見た時間に戻さなきゃ」と思っていますよね。まずはその前提をひっくり返すために、「チャットは決めた時間で一気に返すもの」という習慣を作ってしまうのです。
チャットに返事をしない時間は、チャットを見ない
そして、思い切ってチャットの通知を切りましょう。そもそも、通知があるからチャットを見てしまうのです。通知を切って、決まった時間にだけチャットを返す。
これを繰り返せば、チャットを休みの日に見る理由がなくなります。通知も来なければ、カレンダーに予定も入っていないからです。
決めた時間に返すことで作業はむしろ早くなる
そもそも、チャットの通知が鳴るのは「あなたに依頼したいことがある」からですよね。そして、チャットを勤務時間に3~5回/日も見ていれば、その依頼に応答するだけで日が暮れるはずです。
これ以上の回数チャットを見るよりも、依頼内容に集中した方が成果は出せます。いつもチャットに気を取られるくらいなら、チャットに気を使う回数を減らしたほうが、むしろ「いつも手早く仕事を受けてくれる人」として感謝される可能性も高くなります。
ぜひ、勇気を出してチャットの通知を切りましょう。そして、カレンダーに入れた時間以外は、チャットを見ない練習をしてみませんか。
Point.
・チャットに構う時間を、カレンダーであらかじめ決めてしまおう
・通知を切って、構うと決めた時間以外はチャットを見ない習慣を作ろう
・チャットに集中するよりも、作業に集中する時間を確保する
(文:トイアンナ、イラスト:黒猫まな子)
※この記事は2021年02月12日に公開されたものです