色によって意味が変わる「アザレアの花言葉」
赤や白、ピンクなど、色とりどりの花を咲かせるアザレア。元々は日本のサツキなどをもとに、ヨーロッパで鉢植え用に改良されて逆輸入した花なんです。このアザレア、色によっても花言葉が違います。今回は、そんなアザレアの花言葉を色別にひも解いていきます。
花には、ドラマチックな歴史を持つものもあります。
大きく鮮やかな花を咲かせるアザレアもその1つ。東洋の花でありながらヨーロッパで改良が進み、日本に逆輸入されて愛されている花です。
そんなアザレアは、色によって花言葉が持つ意味も違っているんです。
今回は、アザレアの花言葉を色ごとにひも解いていきます。
アザレアってどんな花?
アザレアは鉢植え用に改良された常緑性ツツジの総称で、ベルギーで育成が盛んだったことから、「べルジアン・アザレア」とも呼ばれており、それが略されて「アザレア」となりました。
別名は「セイヨウツツジ」「オランダツツジ」。ヨーロッパのあらゆる地域で改良され、原産国は主にヨーロッパとされています。
日本の花などがヨーロッパで改良されて生まれた
アザレアは元々、江戸時代末期から明治にかけてヨーロッパに渡った「ヤマツツジ」や「サツキ」などをもとに交配を重ねたもので、ベルギーで生み出されて日本へ逆輸入されたとされています。
また、このアザレアの品種改良には、あの大富豪・ロスチャイルド家も多大な貢献をしたともいわれています。
次々と花を咲かせるため冬の鉢植えとして人気
アザレアの開花期は、11月~5月ごろです。常緑の小低木で、高さ20~30センチほどの鉢植えがよく出回っています。
また、アザレアはラテン語の「アザロ(乾燥)」から来ていますが、実際は空中湿度が高い場所を好む性質です。
冬に買い求める人も多いですが、温室で促成開花させるため、実は寒さに弱いです。
しかし室内であれば、春近くまで次々と花を咲かせてくれるため、鉢植えとして根強い人気を誇っています。
比較的花の少ない冬から春先の室内用の花として、窓辺を華やかにしてくれるでしょう。
柔らかく波打った八重咲の花びらを持つアザレアには、赤、白、ピンクがあり、それぞれ雰囲気が違います。