浮気していないのに性病になったら。彼氏への伝え方や対処法は?
浮気していないのに自分だけ性病が陽性になるのはなぜ?
カップルの場合、どちらか一方が性感染症になると「浮気している」と疑われてケンカになってしまうことがあるかもしれません。ですが、浮気をしていなくてもカップルの1人だけが性感染症にかかることはあります。そのようなことが考えられるのは、たとえば以下のようなケースです。
カップルのうち1人だけが性感染症にかかるケース
・前のパートナーから感染した性感染症が潜伏期間を経て発症した
・お互いに性感染症にかかったけれど、どちらか一方だけが感染に気付かないまま、先に治ってしまった
・感染に気付いたパートナーがこっそり治療していた
・パートナーの性器ではなく咽頭(のど)に感染していた
・パートナーの検査結果が誤り(偽陰性)だった
性感染症は、感染してもすぐに症状が出るとは限りません。感染~発症までには潜伏期間があり、その期間は病気によってはまちまちです。
淋病は最大7日ほどと短いですが、数週間潜伏している病気もありますし、同じく性行為によっても感染する恐れのあるHIV(エイズ/後天性免疫不全症候群)などは自覚症状のないまま、長い場合は10年以上潜伏することもあります。
そのため、以前のパートナーから性感染症をうつされたことに気付かずに別れ、別のパートナーと出会った後にそれが発症する……ということもあるのです。
男女によって症状の出方が違うことも
たとえばクラミジア感染症では、男女の検査の精度に差があり、男女ともに感染していても男性は陽性にならず、女性だけが陽性になるケースが少なくありません。
またクラミジア感染症ではパートナーの咽頭、つまり喉に感染し、クラミジア咽頭炎を起こすこともあります。そうなると尿検査では感染がわかりません。しかし感染力はあるので、オーラルセックスで女性の性器に感染し、発症することも考えられます。
このようにカップルの片方だけが性感染症にかかったと判断される要因は、いくつもあります。決して浮気だけが原因ではないのです。