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いくらかけてOK? 手取り別「毎月の美容代」の理想

山本麗子(ファイナンシャルプランナー)

働き方も、恋愛も、生活様式も、全てのあり方が少し前とは違う令和の今。数えきれない変化の裏にある「新マネーハック」を、さまざまな分野の専門家たちがお悩み回答形式で紹介します。今回の回答者は、FP(ファイナンシャルプランナー)の山本麗子さん。

今回のお悩み「美容代5万円って妥当ですか?」

毎月の美容代にお金がかかっています。手取りは25万円、そのうち美容院代が2万円、ネイル代1.5万円、まつげパーマに8000円。それ以外にも新しいスキンケアやコスメを買っていると、毎月の美容代が平気で5万円を超えてしまいます。明らかに使い過ぎだとは思うのですが、どれも必要経費。手取り25万円の私は毎月いくらの美容代が妥当なのでしょうか?

月5万美容代に使うなら、手取りは100万必要!?

月々の美容代、どうしてもあれもこれもと楽しみたくなってしまうものですよね。

しかしながら驚くなかれ、総務省が発表したデータによると、年収が1000万円の世帯でも1カ月にかける美容代の平均は「1万1000円」。ということは、毎月5万円の美容代は平均と比べてもかなり多いんです。

FP視点から言わせていただくと、1万1000円とまではいかなくても、5万円よりは抑えられるように生活した方がいいですね。

貯金をしながら美容も楽しむのなら、一人暮らしの場合手取り月収の3%から5%、実家暮らしの場合6%から10%を美容代にあてるのが理想的。パーセンテージが違うのには、一人暮らしと実家暮らしとでは固定費に差があることが影響しています。

もし、どうしても毎月の美容代に5万円を使いたいなら、一人暮らしの人で100万円から160万円、実家暮らしの人はその半分なので、50万円から80万円程度の手取り月収が必要な計算になります。……あまり現実的ではないですよね。

え? 周りではもっと美容代に使っている人がいる? 確かに美容代は、こだわる人とこだわらない人とで大きな差が出る品目。なので、自分に合う形でトータルの家計バランスを決めるのがいいでしょう。

美容代は自分にとってどれくらい優先順位が高い?

美容関係や接客業などといった人と会う仕事をしている人は、どうしても美容代が多くかかってしまいます。そんな方に対して、急に1万円に収めろというのは無理な話。将来のために計画的に貯金をする必要はあるけれど、やはり我慢ばかりでは節約生活は続きません。

そこでおすすめなのが、一度出費の優先順位を考えてみること。

美容代・食費・家賃など、生活するうえでかかるお金には種類があるので、美容代が自分の中でどこに位置するのかを考えてみると、家計バランスを整えられるでしょう。

「これは我慢できないからお金をかけてこだわりたい」「ここはそれほどこだわりがないから出費を抑えられそう」と分類してみて。美容代がその中でも優先順位が高いのであれば、それ以外のところで節約するのがベストです。

「今月は何を優先する?」がコツ

ただし、美容代の優先順位が一番上だからといって、何でも買っていいわけではないですよ! 毎月使う上限金額を決めたうえで、美容代の中でも月ごとに優先順位をつけてみて。

上限金額は、データとして5万円は少し高いとされているので、少し頑張って3万円、4万円程度に抑えてみましょう。

その中で、「髪の毛の状態が気になるから、今月はコスメを我慢して美容室へ行こう」、「今月は狙っているコスメを買うから、まつげパーマは来月にしよう」などとやり繰りができるといいですね。

手取り25万円なら月1万2500円がベース

さっきの目安の割合を元に計算すると、手取りが20万円の場合、一人暮らしでは月1万円、実家暮らしでは2万円くらいの美容代が妥当。手取りが25万円なら、一人暮らしで1万2500円、実家暮らしで2万5000円。

これがベースであることを念頭に置いたうえで、美容にこだわりがある人は、毎月プラス1万円を使うのもありです。その代わり、他のところでマイナス1万円することをお忘れなく!

そもそも何にどれくらいお金を使っている?

優先順位づけをする前にしてほしいのは、自分がどこにいくら使っているかを把握すること。全体を見た時に初めて、使い過ぎているものと使い過ぎていないものとが見えてきます。

大切なのはメリハリ! 絞るところとこだわるところを明確にして、お金と上手に付き合っていきましょう。

令和のマネーハック03

お金で大事なのは絞るところとこだわるところのメリハリ!(でも、美容代の使い過ぎはほどほどに……。)

(監修:山本麗子、取材・文:ameri)

山本麗子(ファイナンシャルプランナー)

女性のためのお金の総合クリニック「エフピーウーマン」所属ファイナンシャルプランナー。

ファイナンシャルプランナーとしてFP事務所に勤務し、ライフプランや保険相談などのキャリアを積む。お金の教養を高めて女性の内面から輝いてほしいという思いから、女性だからこその視点や経験をもとに実用的で役に立つ知識とお金の正しい扱い方について伝えている。

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