人間関係がうまくいかない原因は? うまくいかない人の特徴や対処法を解説
人間関係がうまくいかない時に読みたい本
最後に、人間関係がうまくいかない時に読みたい本を紹介します。
(1)『自分の小さな「箱」から脱出する方法』(大和書房)
アービンジャーインスティチュート(著)、金森重樹(著)、冨永星(著)
人間関係で問題が生じる理由を「箱の中に入る」という表現を使って解説している世界的ベストセラー。多くの人が陥っている人間関係悪化のパターンと、その解消法が分かります。
ストーリー仕立てで読みやすく、主人公が自分自身の問題を理解して解消していく過程を一緒にたどることによって、より深く理解できる構成になっています。
職場の上司、同僚、後輩など、仕事上の人間関係で悩みを抱えている人はもちろん、家族や友人との関係で困っている人におすすめです。
(2)『コミュニケーション・ストレス 男女のミゾを科学する』(PHP新書)
黒川伊保子(著)
男女間で亀裂が生じる原因を、脳の特性から解説。男性は「ゴール指向問題解決型」、女性は「プロセス指向共感型」の神経回路を主に使っていることを理解すると、男女が互いに理解し合ってうまくやっていく方法が見えてきます。
男女のミゾが生まれる原因が分かってスッキリするとともに、仕事でもプライベートでも役立つ、異性との接し方のポイントがよく分かるでしょう。
男女間のコミュニケーションにストレスを感じている方は、相手に絶望する前にぜひ読まれることをおすすめします。
(3)『それでも話し始めよう アサーティブネスに学ぶ対等なコミュニケーション』(クレイン)
アン・ディクソン(著)
相手との関係を悪化させずに自分の思いを率直に伝えるコミュニケーション方法「アサーティブネス」について、多くの事例と共に、分かりやすく丁寧に解説しています。
どんなコミュニケーションが人間関係を悪化させてしまうのか、逆に、どうすればより良い関係を構築できるようになるのか、具体的な方法が学べます。
自分の気持ちを抑え込んで周囲に合わせてしまうタイプの女性に、特におすすめです。
(4)『3分で立ち直る方法』(文響社)
笹氣健治(著)
対人関係で嫌なことがあって気持ちが沈んでいる時、すぐ立ち直るために役立つ考え方を紹介している私の著書です。
読みながらカウンセリングを受けているような感覚になって、自然に気持ちが切り替わっていきます。
様々なケースを例に、気持ちが沈む心理的要因と対処法が書かれているので、自分が陥りがちな状況に近いものを読んで参考にすれば、自分一人でも立ち直ることができるようになるでしょう。
自分自身の考え方のクセを知って、新しい自分にバージョンアップしたいと思っている人に、心理の入門編としておすすめです。
人間関係がうまくいかない経験も、きっと成長の糧になる
世の中にはたくさんの人がいて、その中で巡り合えるのは、ほんの一部です。
だからこそ、全ての出会いが自分にとって何らかの意味を持つと考えてみてはどうでしょうか?
人間関係がうまくいく人もいれば、うまくいかない人もいますが、どんな出会いも自分の成長に生かすことは可能です。
1つ1つの経験を大切にしていけたらいいですね。
(笹氣健治)
※画像はイメージです
※この記事は2020年10月29日に公開されたものです