悪口を言う人の深層心理とは? 不幸を招くって本当?
悪口を言う人への対処法
ここまでで、悪口は言う人自身の防衛のために行われていることが分かったと思います。つまり、あなたが原因ではない場合が多いのです。
そんな悪口でつらい思いをしているなら、今すぐ対処していきましょう。
自分で対処するには?
(1)相手を俯瞰で見る
前述したように、悪口を言う人の本質は、コンプレックスの裏返しや過剰な自己防衛心理です。つまり、自分の弱さから目を背けたいがために、他人を利用しているということなのです。
そう考えるとかわいそうな人だと思えてきませんか? 悪口を言われている時はどうしても感情が自分のつらさに向いてしまいがちですが、悪口を言う人を俯瞰で見て、相手にしないというのが最善の方法です。
(2)逃げる
逃げる勇気を持ちましょう。悪口を言う人に対して面と向かって抗議するという方法もありますが、こちらが敵対心を燃やすと相手がヒートアップする可能性もありますし、派閥に属していると集団の力を利用されて面倒なことにもなりかねません。
その人から完全に離れることが難しい場合は極力接点を少なくしましょう
誰かの力を借りて対処するには?
(1)上司に伝える
悪口を言われ続けていると「自分に非があるのだろうか」といった自責感情が出てくる場合があります。特に、自分に自信が無かったり、仕事上で業務に慣れていなかったりするとそのように思ってしまいがちです。
しかし、行き過ぎた悪口はハラスメントに該当する可能性もあります。第三者であり、かつマネジメント権限を持つ人に相談してみましょう。
直接伝えるのが難しい場合は話しやすい先輩に相談し、そこから上司に伝えてもらうといったやり方も考えてみてください。
(2)愚痴を吐かせてもらう
たまったストレスを吐き出して共感してもらうと心がスッキリし、思考が前向きになります。誰かに言いたい愚痴は誰にでもあります。自分が吐き出したら、今度は相手の愚痴も聞いてあげればよいのです。
心理カウンセラーやキャリアカウンセラーなど、専門家に聞いてもらうのでも構いません。独りで抱え込もうとせずに、ネガティブな感情は吐き出していきましょう。
悪口を言うと不幸を招く
悪口ばかり言っていると、それを聞く人は「この人は私のいないところでは、私の悪口を言っているのではないか」といった懐疑心を抱くようになり、その人には大切なことやプライベートなことを話さないようになります。
さらに、ネガティブな言葉ばかり聞いていると疲れるため、その人を避けるようになっていきます。悪口を言う人は自分が話の中心になって同調してもらって盛り上がりたいのに、結果は真逆になっていくのです。
したがって、現在自分が悪口を言われているとしても「この人は自分で不幸を招いているんだな」と思っておけばよいのです。人をだましたり傷つけたりしていなければ、あなたに非は無くほとんどが相手の問題です。
対処法も取り入れつつ、相手の問題に巻き込まれないように自分の軸をしっかり保っていきましょう。
(小日向るり子)
※画像はイメージです

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※この記事は2020年09月30日に公開されたものです