コストパフォーマンスとは。コスパを意識するには?
「コストパフォーマンスが高い」とは?
では「コストパフォーマンスが高い」とは、具体的にどういった事例を指すのでしょうか。具体例と共に、言葉の使い方を見ていきましょう。
コストパフォーマンスが高いケース
例えば、こんな事例は「コストパフォーマンスが高い」といえます。
ケース1:人件費を下げて同じ成果を出した
あなたは5人でプロジェクトをまとめる必要があった。しかし、5人のうち4人は未経験のスタッフだった。
あなたが工夫して初心者向けマニュアルを作った結果、5人で通常通りの成果が出せた。
この時、会社は経験者より安い人件費で未経験の人を雇い、さらに同等の成果を出せたため、あなたは「コストパフォーマンスが高い仕事をした」と褒められた。
ケース2:費用を抑えて同じ成果を出した
あなたは、複数のイベントを運営することになった。
これまではイベントごとに印刷物や設営用の飾りを手配していたが、あなたは「サイズを現場で調整できる飾りにすれば、何種類も発注する必要がなくなり、1つ当たりの単価が下がるかも」と気付き、同じ飾りを大量発注することで費用を下げた。
そのため、同じ成果でもコストが下がり「コストパフォーマンスが高い」と評価された。
コストパフォーマンスが低いケース
逆に、こういったケースが「コストパフォーマンスが低い」といわれる事例です。
ケース1:無駄な作業で残業代が増えた
あなたは、社内の飲み会を手配している。
参加者全員へ一気に場所や時間を連絡すれば簡単に集まれるものを、社員から問い合わせがある都度ごとに場所・時間を連絡していた。そのため残業時間が増えてしまった。
上司から「あのね、残業代もタダじゃないんだ。君はもう少しコストパフォーマンスを意識して行動しようか」とお叱りを受けてしまった。
ケース2:本来いらないはずの費用を発生させた
あなたは、ある仕事のために資材を手配した。
「後でいいや」と手配をギリギリまで放っておいたら、手配するときに特急料金がかかって割高になった。
そのため、予算管理の担当者から「コストパフォーマンスをもっと考慮してください」と指導が入った。