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やる気とは何か。心理学で分かる「やる気」の正体と高め方

高見綾(心理カウンセラー)

簡単にやる気を出す方法

では、やる気を出すには具体的にはどのような方法があるのでしょうか。簡単にできるものを紹介します。

(1)体を動かして気分転換する

上述の通り、体を動かすことで心にスイッチが入ります。近所を歩いてみたり、掃除などの家事をしたりして、なるべく体を使うことを意識しましょう。

運動が好きな人は、ハードな筋トレをするのも効果的です。最初は面倒でも、体を動かしていくと次第にやる気が出てきますよ。

(2)大きな声で自分を励ます

誰かが自分を励ましてくれているような感じで、「〇〇(自分の名前)、頑張れ! あとこれだけだよ」「〇〇(自分の名前)ならできる!」と大きな声で言ってみましょう。声を出すことで脳に刺激がいきますし、客観的に自分を捉えることができるので気持ちがスッキリするはずです。

友達から応援されているような感じがするのも、前向きに取り組めるようになるポイントです。

(3)背筋を伸ばして立つ

姿勢を良くして立つだけでも、自分の意思が強くなったように感じて、心のやる気スイッチが入りやすくなります。

2~3秒程全身にぐっと力を入れ、その後、大きく息を吐きながらリラックスする動作を繰り返してみると、なお効果的です。

(4)TO DOリストを作る

朝のうちに、今日やることを箇条書きにしてみましょう。優先順位が高いものにはチェックを入れます。

スマホのメモ帳も便利ですが、できたらポストイットなどに手書きするのがおすすめです。「これだけやればいいんだな」と視覚的にも分かりやすくなり、気持ちが整理されます。1つクリアできたら花丸を書いてみたりすると、達成感も味わえます。

(5)なりたい自分像をイメージする

5年後くらいにどのような自分になっていたいのかをイメージして、「理想の自分ならどんなふうに物事に取り組んでいるだろう?」と想像してみてください。

身だしなみなども含めて理想の自分になりきったつもりになってみましょう。未来に向けて進んでいる気持ちとなり、不思議と意欲が湧いてきますよ。

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