ムキになるとは? ムキになる人の心理と対処法
すぐムキになる人の心理
では、どうしてすぐムキになってしまうのでしょうか? その心理を紹介します。
(1)自分を認めてもらいたいから
わざわざ言わなくてもいいのに、ムキになって主張してしまう時は「自分を認めてほしい」という強い気持ちがあります。
そのため、自分の意見を受け入れてくれるまで納得できず、相手が折れるまで張り合ってしまうのです。自分の思い通りに事を進めたいという欲求が強い人が多いです。
(2)負けず嫌いだから
もともと競争心が強く、周りの人に負けたくないという気持ちを強く持っています。
負けそうになると悔しくなって、「絶対に勝ちたい!」「自分が上であることを証明したい」という気持ちになるため、何かとムキになって張り合おうとします。
(3)自分を否定されたと感じるから
ムキになる時は、その物事に対してプライドを持っていることが多いです。
「このやり方ではうまくいかないと思います」という同僚の発言に対して、「じゃあどうしたらいいと思うの?」とムキになって反論してくる人などが顕著な例でしょう。
「自分なりに良いと思って工夫してやってきた」などの場合、自分の大切なこだわりを否定されたと感じてムキになってしまうのです。
(4)コンプレックスを指摘されたから
例えば「〇〇さんって、意外に雑なところありますよね」と言われた時に、「えっ……? そんなことないと思うんですけど。じゃあ言いますけど、△△さんだって人のこと言えるんですか?」とムキになって怒る人がいますよね。
この場合、相手に指摘されたことが図星であることが多く、自分のコンプレックスとなっているからこそ、そこに触れられると過剰に反応してしまうのです。
(5)自信が無いから
ムキになる人は自己評価が低く、自分で自分のことを認めることができない傾向があります。
そのため自信が無く、ちょっとした言葉でも傷ついてしまうので、自分を守るために他人の言葉に反発してしまうのです。
(6)心に余裕が無いから
さまざまな悩みを抱えていたり、ストレスをため込んでいたりすると、心に余裕が無くなります。
すると、普段は怒らずに流せるようなことでも、いちいち反応してイライラしてしまいます。そうやって怒りをため込んでいると、ちょっとした刺激でもムキになってしまうのです。