ピンクコントロールカラーの効果とは? 使い方とおすすめ8選
ピンクのコントロールカラーは、顔色の悪さやくすみなどをカバーして華やかに仕上げてくれるアイテム。使い方のコツとおすすめアイテム8選を、美容ライターの上田麻里さんが解説。効果的な塗り方から自分の肌に合わせた選び方まで、ぜひチェックしてみて!
ファンデーションの前に使うことで、隙のない美肌を作ることができるコントロールカラーを使ったことはありますか?
イエローやピンク、グリーンなどの色があり、その色の効果によって理想の肌を演出してくれるベースメイクアイテムです。
今回は、その中でも、血色感を与え、肌のトーンアップ効果に優れたピンクのコントロールカラーを紹介します。
コントロールカラーとは
コントロールカラーは、ファンデーションの前に塗るだけでさまざまな肌悩みをカバーしてくれます。
色ごとに、下記のような効果があります。
・イエロー……赤みや色ムラ、くすみをカバーする
・グリーン……ニキビ跡や小鼻の周りの赤みをカバーする
・ブルー……黄ぐすみをカバーし明るくクリーンな肌印象に
・ピンク……血色感をUPし華やかな印象に
・パープル……肌色をトーンアップし透明感を演出する
・オレンジ……くすみや目の下のクマをカバーして健康的な肌印象に
それぞれのカラーによって特徴がありますが、その中でも、ピンクは「血色感と華やかさ」を出すのが得意なカラー。
ピンクは元から肌が持っている色味なので、パーソナルカラーがイエローベースでもブルーベースでも、使いやすい色です。
ピンクのコントロールカラーの特徴と効果
ピンクのコントロールカラーは、血色感を与えるのにぴったり! ふんわりと女性らしいベースメイクに仕上げたい人にもおすすめです。
ピンクのコントロールカラーの主な特徴を3つ紹介します。
(1)血色感を与える
ピンクには、ほんのりと肌に赤みを足す効果があります。顔全体に塗ることも、頬などにポイントで使うことも可能です。
(2)華やかな印象を演出する
ファンデーションの前にピンクを少し仕込んでおくと、華やかで女性らしいイメージに仕上がります。
(3)肌全体をトーンアップさせ透明感のある肌に見せる
顔全体に薄くのばすことで、くすみを飛ばし、透明感のあるワントーン明るい肌に見せることができます。
コントロールカラー・パープルとの違い
ピンクとパープルは、どちらも赤みを含む色ですが、それぞれに少し違った特徴があります。
・ピンク……血色感を出し華やかな印象にする
・パープル……透明感を出しつつ肌を明るくトーンアップする
ピンクのコントロールカラーがおすすめの人
下記のような人には、ピンクのコントロールカラーがおすすめです。
(1)女性らしいメイクに仕上げたい人
ピンクは、女性らしさを引き出すのが得意なカラー。ほんのりと仕込めば、どこかかわいらしさを感じるメイクに仕上げることができます。
(2)顔色が悪く疲れた印象に見える人
血色感がなく顔が青白い印象の人は、ピンクを塗ることで、明るく透明感のあるイメージを与えることができます。
(3)くすみをふんわりとカバーしたい人
顔全体のくすみや色ムラをふんわりとカバーしたいときには、ピンクがおすすめ。広めに塗っても違和感なくナチュラルに仕上がります。
ピンクのコントロールカラーの使い方(手順)
では、ここから具体的な使い方を紹介します。
ピンクは、肌なじみがよく使いやすいカラーなので、ぜひ挑戦してみてください。
(1)化粧水、乳液で肌を整える
まずは、いつも通り化粧水や乳液で肌を整えます。もっちりと吸いついてくるような質感になればOKです。
(2)化粧下地を塗る
コントロールカラーの前に、化粧下地を塗ります。
下地は皮脂抑制タイプ、毛穴カバータイプなど、肌悩みに合わせて選びましょう。
濃い色が付いている下地は、コントロールカラーと色が混ざってしまうことがあるので、白や透明のものを選ぶのがおすすめです。
(3)コントロールカラーを手に取り、気になる箇所にのせる
コントロールカラーをパール大ほど手に取り、気になる部分にのせていきます。
顔全体を明るくトーンアップしたい場合
おでこ、両頬、鼻先、顎の5点にコントロールカラーを置き、内側から外側に向かって薄くなるようにのばします。
小鼻の周りなど細かい部分には、指の腹を使って塗り込みます。
ピンポイントで血色感や明るさを出したい場合
血色感を出したい頬、明るさを足したい目元や頬の高い部分にコントロールカラーを置きます。
あまり左右にのばさず、ポンポンと軽いタッチで叩き込むようにしましょう。境目は、ぼかすようにしっかりなじませます。
効果が出ない! NGな使い方
ピンクのコントロールカラーを使う際に少し気を付けたいポイントがあります。
塗りやすいカラーですが、下記の3点は注意してください。
(1)フェイスラインまで均一に塗りこむ
フェイスラインまで、しっかりと塗りこんでしまうと、のっぺりとした印象になり顔が大きく見えてしまいます。
外側に向かって薄くなるように塗りましょう。
(2)何度も厚塗りする
コントロールカラーは、薄く塗るだけでも十分効果発揮してくれます。何度も厚く塗り重ねると、顔だけが浮いたような印象に。
ファンデーションも重ねるので、顔の7割程度をカバーするイメージでOKです。
(3)元から肌に赤みのある人が塗る
元から肌に赤みが強い人がピンクを塗ると、より赤みを強調してしまいます。
そのようなタイプの人には、グリーンやイエローのコントロールカラーで赤みを抑えるのがおすすめです。
ピンクのコントロールカラーおすすめ8選
最後に、おすすめのピンクのコントロールカラーを紹介します。それぞれに特徴がありますので、ぜひ参考にしてみてください。
(1)UVベースコントロールカラー ピンク【無印良品】
顔色の悪さをカバーして血色の良い肌色に整えます。保湿成分ヒアルロン酸や植物性うるおい成分配合。
SPF50+・PA+++と紫外線カット効果も高いので、UV対策も一緒にしたい人におすすめです。
30ml/864円(税抜)。
(2)シルク感カラーベース ピンク【SUGAO】
光をさまざまな方向に反射させるソフトフォーカスパウダー配合。毛穴をふんわりぼかして均一な肌へと導きます。
皮脂吸着パウダーも配合されているので、シルクのようなさらさら質感に。オイリー肌、混合肌の人も快適に過ごせます。
20ml/1,000円(税抜)。
(3)モイストラボRayカラーコントロール下地【明色化粧品】
素肌感を残しながら毛穴、色ムラをしっかりカバー。
保湿成分配合で1日中崩れにくく、乾燥も防いでくれるので、メイクをしながら肌ケアもしたい人におすすめです。
30g/1,300円(税抜)。
(4)スキンカラーコントロールベース PK【KATE】
透明感を作りながら、血色の良い肌を演出。ファンデーションの上から塗ることもできます。
全体的に塗っても、ファンデーションの上からポイント使いをしてもOK。マルチに使えます。
24ml/1,500円(税抜)。
(5)コントロールカラーベース ピンク【WHOMEE】
思いのままに肌色補正し、透明感を引き出します。紫外線カットはもちろん大気汚染からもブロック。
大人気ヘアメイクアップアーティストのイガリシノブさんプロデュース。トレンド感のあるコスメが好きという人にも好評です。
15g/1,800円(税抜)。
(6)ベースコントロールカラーUV ラベンダーピンク【NOV】
くすみや色むら、毛穴を自然にカバーし、透明感のある明るい肌に。保湿成分も配合し、気になる化粧崩れを抑えます。
敏感肌対応ブランドなので、肌荒れしやすい人やニキビが気になる人にもおすすめです。
30g/2,500円(税抜)。
(7)カラースキンプライマーUV 05ピンク系【COFFRET D?OR】
血色感をコントロールして、フェミニンでドーリーな印象へ。弾力があるテクスチャで、光を散乱させて凹凸の影を飛ばし、明るい肌に整えます。
毛穴が気になる人にもおすすめ。
25g/2,800円(税抜)。
(8)カラーコントロールベース 02ピンク【naturaglace】
肌の色ムラ、くすみを払拭し、明るく血色感のある肌印象へと導きます。
100%天然由来の原料を使用しているので、ナチュラルなコスメが好きな人にもおすすめです。
25ml/3,200円(税抜)。
ピンクのコントロールカラーで血色感と華やかさを演出
血色感を出し、明るく華やかな印象を演出してくれるピンクのコントロールカラーを紹介しました。自分に合うカラーを使えば、‟元から素肌がきれいな人”に見せることができますよ。
ピンクは、人が元から肌に持つ色味なので、初心者でも使いやすいカラーです。
顔色の悪さやくすみなどをカバーしながら、女性らしさを出したい時には、今回紹介した使い方のポイントも参考に、毎日のメイクにぜひ取り入れてみてくださいね。
きっと理想の肌に近づけるはずです!
その他のコントロールカラーもあわせてチェック!
イエロー |
グリーン |
ブルー |
ピンク |
パープル |
オレンジ |
(文:上田麻里、撮影:渡邊桜)
※この記事は2020年09月01日に公開されたものです