楽しい人生を送る方法とは? 人生の幸福度を上げる10のコツ
うれしいことや悲しいこと、さまざまなことが起きるけれど、可能な限り楽しみながら人生を過ごしていきたいものですよね。今回は「楽しい人生を送るための10のコツ」を、人気コラムニスト・ラブホの上野さんに教えてもらいました。
「幸福な家庭は似たり寄ったりだが、不幸な家庭はそれぞれに不幸で趣深い」
これは小説家トルストイの『アンナカレーニナ』の書き出しで御座います。
人類の長い歴史の中でも10本の指に入るであろう大文豪であるトルストイの言葉なだけあり、まさにこの言葉は不幸な人と幸福な人の差を如実に表しているでしょう。
良くも悪くも人間は皆似たり寄ったりな存在で御座います。
もちろん細かい部分を見れば人間は十人十色ではあるのですが、根本的な部分ではほとんどの人間が同じような価値観を持ち、同じような感覚を持っていると言えるでしょう。
ですので人間が「楽しい」と感じることは大体みんな同じなので御座います。そして「人間が楽しいと感じる行為」をしている人こそが、幸せな方なのです。
そこで今回は、人生を楽しくするための10個のポイントをご紹介いたしましょう。
重要な順に紹介しますので、序盤のものほど重要であるとお考えいただければ幸いです。
楽しい人生とは? 楽しい人生を送る方法
それではさっそく、楽しい人生を送るための10個のポイントを紹介します。
(1)「0・100思考」をやめる
「0・100思考」というのは、全てのことを0か100かで考えてしまう思考法のことで御座います。
この思考方法をする方はほぼ間違いなく「100でなければ0」という思考法をしてしまうので注意が必要でしょう。
例えば皆さまが旅行をしたとします。
非常に楽しくてとても良い思い出になるはずでした。しかし最後の最後で大雨に降られたことで、せっかくの旅行で1つだけ嫌な思い出ができてしまいました。
この時に「最後は少し残念だったけど楽しかったね」と考えることができるか、それとも「大雨が降ったから最悪だった」と考えるかが、人生を楽しめるかどうかの重要な分岐点になるのです。
0・100思考の方は「100点でなければ0点」という考え方なので、最後に1つ嫌なことがあっただけで、その全てを「嫌な思い出」と捉えてしまうのです。
この思考を直すのは簡単なことでは御座いませんが、何か嫌なことがあった際には、「もしかしたら自分は0・100思考をしていないだろうか」と疑問を持つ癖を付けるだけでも、人生の満足度は格段に上がることでしょう。
(2)単独行動ができるようにする
単独行動ができない人は、常に人に振り回されます。
例えば「ボルダリングをしたい」と思ったとしましょう。もしも単独行動ができる方であれば、一緒に行く友人がいなくともボルダリングに行って新しい趣味や交友関係を広げることができます。
しかし単独行動ができない人の場合、友人が「行きたくない」と言ったらそれでおしまいで御座います。
単独行動ができない人は、いつも最終的な決定権を他人に奪われてしまっている状態になっているのです。
人間は自分の人生を自分でコントロールしているという感覚を持つことで幸福になる生き物で御座いますので、誰かに決定権を奪われている人が幸せになるのは難しいと言わざるを得ません。
たとえ誰も来なくても、自分1人で出かけることができる。その能力を持つことが重要なので御座います。
(3)上機嫌なふりをする
人間は、我々が思っている以上に環境に流されやすい生き物で御座います。
周囲に楽しそうな人がいれば、それだけで楽しくなってしまいますし、逆につまらなさそうな人がいればそれだけでつまらなくなってしまうのです。
そして、これは自分自身にも言えること。
楽しそうな顔をしていれば本当に楽しくなりますし、つまらなさそうな顔をしていれば本当につまらなくなってしまうのです。
ですので、まずはうそでも演技でもいいので、上機嫌なふりをすると良いでしょう。
その演技に自分自身もだまされて本当に楽しくなりますし、そんなオーラを放つあなたの周りには、上機嫌な人が集まってくるのです。
(4)思い出は絶対値
絶対値という言葉をご存じでしょうか?
絶対値というのは数学用語であり、簡単に言えば「プラス・マイナス」の符号を取った値と考えていただいて問題御座いません。
例えば3の絶対値は3、-3の絶対値は3で御座います。
思い出もまたこの絶対値で考えた方が良いでしょう。
私は就職して間もない頃、会社の方針でマラソンをしておりました。
断言しますが、この思い出は今でも私の中で嫌な思い出で御座います。休日の朝6時に起きてマラソン大会に出るなど、嫌な思い出以外の何物でも御座いません。
しかし、それでも今にして思えばこの経験があって良かったと感じています。
もしも私がマラソン大会に出ていなければ、私の休日はいつもと同じような休日であり何の思い出も生まれなかったことでしょう。
ですがマラソンという-100くらいの思い出があるからこそ、私は「あの日は本当に嫌だった」という当時の記憶を思い出すことができるのです。
もちろん、できることならばプラスの思い出がたくさんあった方がいいのは間違いありませんが、マイナスの思い出にもまた、そこそこ価値があるものなのです。
最悪なのはマイナスではなく、0の思い出。「思い出がない」に比べれば、つらい思い出であっても、人生の肥やしとして幾分か幸せであると言えるでしょう。
とはいえ、あまりにも不幸すぎる思い出は人生を不幸にしてしまいます。ですので、これは「ちょっとくらい嫌な思い出も、無いよりはマシ」と考えるという意味でお考えくださいませ。
(5)別の道は死んでいた
どうにもならない後悔をいつまでも考えていることほど、人生を不幸にすることはありません。
とはいえ、後悔をするなと言って後悔をしないようになれるほど、人間は器用に作られていないのです。私だって「あの時ああすればよかった」と思うことはいまだにいくらでも御座います。
そんな時は、このように考えてみてくださいませ。
例えば友達の家に行く際、電車にするかバスにするかで悩んだ末に電車を選んだとします。
結果、電車は遅延し友達と大げんかをしてしまった。すると誰もが「あの時にバスを選んでいれば」と後悔をされることと思います。
ですが、もしバスに乗っていたら、もっと大幅に遅刻をしていたかもしれません。さらに言えば交通事故に巻き込まれてしまった可能性だってあるでしょう。
もちろん全ては可能性の話でございます。しかしそのような可能性が0ではない以上、「あの時バスを選んでいたらもっと悪い結果になっていたかも」と考えておけば良いのです。
選ばなかった方の選択肢を美化してしまう癖が人間には御座いますが、そこをあえて「選ばなかった方の選択肢は最悪だった」と考えることで後悔を軽減することはできるでしょう。
(6)嫌いな人と距離を取る
人間は大抵の人とそこそこに仲良くなることができる生き物で御座います。
もちろん大親友になれるような相手は限られておりますが、人生を幸福にする程度の人間関係であれば、やろうと思えば大抵の方と構築することはできるでしょう。
ですので「大好きな人を探す」ということにそこまで固執する必要は御座いません。
大好きな大親友がいなくとも、人はそこそこに幸せになれますし、そうやってそこそこに幸せな関係の延長線上に「大親友」が存在するのです。
問題なのは好きな人ではなく嫌いな人。
どうしても仲良くなれない相手というのは確かに存在します。そして、そんな人と一緒にいると確実に人生の満足度は下がっていくことでしょう。
ですので「大好きな人を探す」ということに注力するよりも「大嫌いな人から離れる」ということを重視した方が良いのです。
しがらみや馴れ合いでいつも一緒にいるけれど、どうしても感性が合わない存在というのは誰にでも1人くらいはいると思いますが、その人と距離を取ることこそが人生を楽しむためには必要なので御座います。
(7)体を鍛える
ダイエットをしろとか、筋肉もりもりになれとは言いませんが、ある程度は運動をして体を鍛えるべきでしょう。
そもそも運動が嫌いな人のほとんどは「体育の授業」が嫌いなのであって、体を動かすこと自体が嫌いなわけでは御座いません。
重要なのは健康面の話。
人間の不幸は「金」「愛」「健康」「人間関係」「仕事」の5つに集約されるといわれております。この中で最も予防できるものは健康でしょう。
適度な運動をして不健康になる人はおりません。運動が好きだろうが嫌いだろうが、ある程度体を動かして健康を維持することは人生の幸福のためにも必要で御座います。
(8)遠い予定を立てる
私は今年の秋に旅行をする予定を入れております。
この予定を立てたのは昨年のことで、もう半年以上もその日を待っているのですが、このように遠い予定を1つ入れておけば、それだけで楽しみが生まれて日々の活力になることでしょう。
同じ旅行をするにしても、半年くらい先の予定をあらかじめ立てておけばそれまでの間、ずっと楽しみを継続することができるのです。
もちろん思い立ったらすぐに行動するというのも人生を幸福にするために重要なことなのですが、それは「思い立ったらすぐに予定を入れる」ということで代替すれば良いでしょう。
やりたいことは先の日程で申し込みを入れてしまえば良いのです。
「いつかやりたいな」なんて思っているだけでは絶対に実現しませんが、早めに予定を立ててしまえば、楽しみな上にそのやりたいことを実現できるようになるでしょう。
今回紹介する10のポイントの中で特に重要なのはここまでの8つで御座います。
最後の2つは個人差がございますので、参考程度にお考えいただければ幸いです。
(9)生産的な趣味を作る
人様の趣味に口出しをするつもりは御座いませんが、可能であれば1つくらいは生産的な趣味を作った方が人生の満足度は上がることでしょう。
漫画を読むではなく、漫画を描く。
音楽を聞くではなく、楽器を弾く。
スポーツ観戦ではなく、運動をする。
もちろんスポーツでも芸術でも音楽でも何でも良いのですが、自分のスキルを高めたり、何か作品を生み出したりするような趣味を1つくらいは作っておくといいでしょう。
まず生産系の趣味は消費をしないので、“比較的”低予算で継続することが可能で御座います。特に現代ではネットを通じて、趣味でお金を稼ぐこともできるでしょう。
しかし、それ以上に重要なのが、趣味を通じて自分が成長していることを実感しやすいからで御座います。
別に趣味でお金を稼ぐ必要は全く御座いませんが、「成長した」という実感は人生を幸福にするために必要不可欠で御座います。
ですので、数ある趣味の中で1つくらいは生産系の趣味を入れると良いでしょう。
(10)SNSをやめる
これはあまり大きな声では言いにくいのですが、SNSは人生の幸福度を下げる要因になりがちです。
完全にやめる必要はないにしても、少しずつSNSに触れる時間を減らすだけでもそれなりに人生の幸福度は上がることと思います。
幸福とは“自己判断”
今回紹介した10個のコツのうち、特に最初の8個はおそらくほぼ全ての人間が幸福になれるコツでございます。
もちろん全部をやれとは言いません。しかし1つ実行するだけでも、少なからず皆さまの幸福に繋がることと思います。
とはいえ、幸福なんていうものは最終的には自己判断。
皆さまが幸せだと思えるのであれば、それで良いのです。
ですので、もしも皆さまが今すでに幸福なのであれば、今回のコツは特に気にする必要もないでしょう。
しかし、もしも今人生を不幸だと感じているのであれば、10個のコツのうち、1つでいいので実践してみていただければ幸いです。
(ラブホの上野さん)
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※この記事は2020年08月24日に公開されたものです