褒め上手な人とは? 特徴&褒め上手になるための5つのコツ
「褒めるのが苦手」と思ってしまう原因
とはいえ「褒めるのは苦手」という人もいますよね。
相手を褒めることに苦手意識を持ってしまう代表的な原因は3つあります。
(1)褒め方が分からない
どうやって褒めたらいいか分からず、褒められない人もいます。
男性やシャイな人に多く、改まって褒めるのが恥ずかしいのですね。
確かにいきなり褒めようとすると不自然でやりにくく感じますが、相手の行動に応じて褒めるのであれば自然です。
「それいいね」「すごいね」といったシンプルな言葉からでいいので、褒める練習をして慣れていきましょう。
(2)下心があると思われないか不安
「褒めると下心があると思われるんじゃないか」「どうせお世辞だと思われるんじゃないか」など、考えすぎてなかなか褒められない人も多いです。
でも、全て正直に伝えていたら相手を傷つけたり嫌な気持ちにしたりしますよね。たとえうそでも、褒めるのは大事なコミュニケーションなのです。
いかにも下心がありそうなシーンやお世辞っぽいシーンであっても、大体の人は褒められて悪い気はしません。
目上の人にゴマすりをしたら下心やお世辞が感じられますが、なんだかんだで喜ばれることがほとんど。
大体の心配は取り越し苦労で、褒めないより褒めた方がコミュニケーションは円滑にいくものです。
(3)悪い部分ばかりに目が行く
どうしても相手の悪い部分ばかり気になってしまい、長所が見つけられない人もいます。
理想が高かったり、本人の能力が高かったり、相手にネガティブな先入観を抱いていたりすると悪い部分に目が行きやすく、いい部分になかなか気付きません。
こういう人は、やや誇張するくらいのつもりで相手を褒めるのがおすすめです。
あまり思っていなくても、少しでもいいと思ったら「すごくいいね!」とはっきり褒めれば、本心から思っているように感じられます。
褒めるのが苦手な人は、オーバーに褒めるくらいがちょうどいいでしょう。
褒め上手になるための5つのコツ
褒め上手になるための5つのポイントをご紹介します。褒めるのが苦手な人はぜひ取り入れてみてくださいね。
(1)相手が気付いていないことを褒める
相手自身も気付いていない部分を褒められると「そんなところまで見てくれていたんだ」といったポジティブな意外性が生まれ、好感度が上がります。
難易度は高いですが、ささいな部分などを褒めると意外性があって喜ばれるでしょう。
(2)具体的な行動を褒める
「すごいね」「かっこいいね」といった抽象的な褒め言葉はお世辞っぽく聞こえてしまうことがあります。
そんな時は、相手の具体的な行動を褒めるのがおすすめ。
例えば、相手が整理整頓していたら「まめに整理しててすごいね」と言ったり、カラフルな服を着ていたら「色の取り入れ方が上手だね」と言ったり、具体的に褒めれば信ぴょう性が高まりますよ。
(3)質問しながら褒める
目上の人には「質問しながら褒める」のがおすすめです。
「こういう時、どうしたらいいですか?」と聞いてアドバイスをもらってから、「さすが○○さん、勉強になります!」「○○さんは発想力があって憧れます」というように答えると、自然に相手を褒められますし、きっと喜ばれますよ。
(4)相対評価より絶対評価で褒める
相対評価とは、何か別のものと比べて評価すること。「○○さんよりできているね」といった褒め方になります。
絶対評価は「面白いね」というように、比較せず単体で評価すること。
周りと比べられるよりも、自分そのものを良いと言われる方が、真心から褒められているように感じるので、より効果的なのです。
誰かと比べず、その人の魅力をストレートに褒めるといいでしょう。
(5)結果より過程を褒める
結果を褒めるのは簡単ですが、プロセスを褒めるのは難しいです。
結果は最後に見るだけで分かるのに対して、過程はずっと見ていなければ分からないからです。
だからこそ過程を褒めると「それだけ自分のことをちゃんと見ていてくれたんだ」と感じてもらうことができ、喜ばれます。
相手の結果だけを褒めるのではなく、その結果に至るまでの過程を褒めるようにしましょう。
もし結果が出なくても、過程なら褒めることができますから、努力していた人に対しては積極的に褒めてくださいね。
褒め上手は好かれ上手
褒め上手な人はコミュニケーションが上手で、人からよく好かれます。
誰だって褒められて悪い気はしないものです。褒め上手になって相手の心を明るくすることで、より良い人間関係を築けます。
「お世辞っぽい」「裏があると思われたくない」とネガティブに考えず、自分が感じたその人の良さをストレートに褒めてみてくださいね。
(秋カヲリ)
※画像はイメージです
※この記事は2020年08月21日に公開されたものです