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「インスピレーション」とは? 得るための10の方法

尾池哲郎(工学博士)

提案書を作らなければいけないのに、何も思い浮かばず「インスピレーションを得るにはどうすればいいんだろう……」と悩んだことはありませんか? 工学博士の尾池哲郎さんは、インスピレーションを得るには10の方法があると語ります。詳しく解説してもらいましょう。

インスピレーションを得る方法は、ネット上にたくさん紹介されています。

リラックスする。先入観を捨てる。好きな音楽を聴く。瞑想する。好きなことを書き出す。対話する。趣味を楽しむ。自然の中で遊ぶ。新しいことに挑戦する。旅行する。無茶をしてみる……。

しかし、私たちはいつまでも「インスピレーションを得るコツ」を探し続けています。

なぜなら、おそらくこれらのコツには根本的な“何か”が足りないからだと思います。

インスピレーションが得られない理由

誰もが指摘する通り、私たちはトイレやベッドの中といったリラックスした環境で何かを思い付きます。ささいなアイデアでしたら、特別なことをしなくても日常的に思い付いているでしょう。

どこでも音楽が聴けるプレーヤー。落としても壊れない時計。補聴器になるイヤホン。私たちの身の回りの画期的なアイデアは、どれも日常的に誰しもが「こうだったらいいな」という思い付きで生まれたものばかりです。

しかし、私たちは思い付いたアイデアの多くを忘れ去っています。仮にメモを取ったとしても、いざ提案書に向かうとそのアイデアが急にくだらなく思えてきて、「きっとバカにされる」と尻込みしてしまうのです。

では、どうすれば恐れを跳ね除け、自信を持って提案することができるのでしょうか。

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