「インスピレーション」とは? 得るための10の方法
インスピレーションとは何なのか?
インスピレーションがどんどん湧いてくるような人のことを、私たちは「天才だ」ということがあります。
私は、その天才とは「誰も見たことがない風景を見てしまい強烈に感動している人」だと思っています。彼らは思い付いたささいなアイデアの先に足を踏み入れ、誰も見たことが無い景色を見ているのです。
そして、彼らはその景色の中にゴールまでの道のりをぼんやりと見ていて、そこにたどり着くことにしか興味が無く、誰かの評価を期待していません。
そんな彼らが教えてくれることは、私たちが思い付くアイデアはその向こうに広がる広大な景色のほんの1ピースにすぎないということです。
これは私の仮説ですが、記憶とは私たちが見た景色を脳内にコピーしたものだと考えています。脳の神経細胞は数百兆個のシナプスでつながっていますが、それらが脳内に蓄積された景色や知識のコピーを無意識下に引き出し、組み換えて、自分だけの風景として「インスピレーション」を生み出していると想像しています。
インスピレーションには、英語で「霊感」や「啓示を受ける」といった意味もありますが、そうした短絡的なものではなく、間違いなく自分自身の中にあるイメージであるはずです。
つまり、私たちはインスピレーションを得るためにリラックスするのではなく、さまざまな景色を見る必要があると私は考えます。