
Keyword.08「芝居」
今注目の若手俳優・木津つばさのエッセイ連載。毎週1つ編集部から与えられるキーワード(お題)に沿って、自身のルーツや想いを綴ります。キーワードから紐解かれる“木津つばさ”とは?
はじめに
「これしかない」
今回のお題「芝居」は、自分でもなかなかうまく語れない、僕の一生におけるテーマです。
これを語るのが怖かったりもするし、言葉が見つからない気もしています。
ただ何回でも伝えたいのは、本当に「これしかない」と思ってここまで向き合ってきました。
原点もこれですし、目標もこれで、夢もこれです。
よく、周りの方々からは「本当に芝居が好きなんだね」と言われることがあります。
「はい、好きです」と答える僕。
白紙のままの人生なんてものはなくて、勝手に色付いていく。
僕にとってこれが人生だっただけで、誰かに共感してもらおうとも思わないし、無理にさせたくもないもの。
でも一つ、「共感してしまった」は最大の褒め言葉な気がしています。
これからも永遠に、というか。
来世でもまた出会えたら良いな、とまで思うほどに。
僕は芝居が大好きです。
これは僕にとって永遠のテーマなので、またいつか伝える時が来ると思います。
その時まで大事に、今伝えたいことを伝え続けていきます。
(文:木津つばさ、撮影:Yuto Fukada)
※この記事は2020年07月26日に公開されたものです