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ロジカルシンキングとは何か? 簡単に身に付く3つの方法

トイアンナ

簡単に身に付く3つのトレーニング方法

ロジカルシンキングを身に付けたいなら、照屋華子・岡田恵子著『ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル―』を読むのが一番良いのですが、コンサルタント1年生が読む本なので簡単とはいえません。

そこで、もう少し簡単に取り組めるロジカルシンキングの初歩を3つご紹介します。

(1)何事にも意見を持つよう意識してみる

ロジカルシンキングとは「論理的に一貫して、相手へ思いを伝えるスキル」です。そのため、自分に意見が無ければ、そもそもロジカルシンキングの始まりようがありません。

ロジカルシンキングを始めるなら、まずは何事にも意見を持ってください。

【意見を持つための具体例】

・今日のニュースから1つを選んで、意見を自由に持つ。

・人から受けた相談に「どっちでもいい」以外の答えを出す。

・今日の服、香水、コスメ、ご飯を「自分の意思で選ぶ」。

まずは、自分の人生に意見を持つこと。全てはそこからです。

(2)意見に対して理由を説明する癖を付ける

普段から意見を持てたら、次のステップは「理由付け」です。まずは、論理的かどうかを忘れてもいいので、意見の理由を説明する癖を付けましょう。

【理由付けの例】

・ナポリタンが食べたいのは最近トマトソースを食べていなくて恋しいから。

・最近「彼氏欲しい」とつぶやくのは仕事から逃避したいから。

・ふと親にLINEしたくなったのはそろそろお盆だから。

といった具合です。とにかく「意見には理由を付ける」ことを習慣づけます。なんとなく、で流すのをやめましょう。慣れないうちは、SNSに毎日1つ「意見+理由」を投稿するのもいいですね。

(3)意見の「説得力」を上げる方法を考える

意見に理由が付けられるようになったら、最後に「これを見た半分以上の人が納得するにはどう説明すればいいだろう?」と考えてみます。ここからが、ロジカルシンキングです。

【説得力を高める方法】

・アンケート調査をネットで探して、自分の意見と同じ意見の人がたくさんいるというデータを出す。

・周りの人にヒアリングして「自分の周りにはこんな人が多い」という情報を集める。国の統計よりは客観的では無いけれど、「自分と似た集団には同じ意見が多い」と言える。

・自分の意見と同じ意見を持っている、専門家を探す。自分より深くその分野を知っている人が同じ意見なら、説得力はある程度増すはず。

これらは、ロジカルシンキングの第一歩。

ロジカルシンキングには「MECE」「SWOT」など多数のフレームワーク(考え方)がありますが、最初にこういう単語を勉強すると、専門用語に振り回されて終わります。

ロジカルシンキングが生まれた本来の目的である「一貫した説明で相手を説得するスキル」を磨くよう意識しましょう。

次ページ:ロジカルシンキングを身に付けることに焦らなくても良い

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