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【心理学を応用】仕事で役立つ交渉力を身に付ける方法

高見綾(心理カウンセラー)

交渉力を鍛える方法

では、そんな交渉力を鍛える方法をお伝えします。

(1)事前準備で着地点をはっきりさせる

交渉は準備が重要だとお伝えしてきましたが、準備では着地点をはっきりさせておきましょう。

交渉のゴールを決めておき、譲れない条件の他、ここまでなら妥協できるという線引きを明確にしておくだけでもテンポよく話せるようになります。

(2)日頃から相手の情報を把握しておく

相手の性格や状況、抱えているニーズを知っていると、交渉が有利に進みます。日頃から相手に興味を持って雑談をしておくと良いでしょう。

(3)交渉シナリオを作る

提案に対して、相手はどう反応するか、どんな疑問や懸念点が出てくるかを想定したシナリオを作りましょう。

事前に準備しておけば、しっかりと答えることができ信頼関係が築きやすくなります。

(4)長期的な視野で提案を考える

交渉相手とは長く良い付き合いをしていきたいもの。目先の利益だけではなく、長期的に見て双方にメリットがあるような提案を考える練習をしておきましょう。

(5)交渉したら評価する

交渉を終えたら、どの点が良かったのか、どの点が課題なのかチェックしましょう。

うまくできなかった場合は、改善策を具体的に考えるところまで落とし込めると、次回からの交渉に生かせます。

次ページ:心理学を用いた10の交渉術

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