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時候の挨拶とは。ビジネスメールや手紙での基本の使い方と例文

吉田裕子(国語講師)

時候の挨拶を使った基本的な文章の流れ

時候の挨拶を使う場合、メールや文書全体の流れがどうなるか要点を押さえましょう。

基本の流れ

(1)最初の部分(前文)

頭語(「拝啓」など)+時候の挨拶+安否の挨拶

(2)本文(主文)

本題

(3)締めくくりの部分(末文)

結びの挨拶+結語(「敬具」など)+あれば追伸

※メールの場合には、「頭語」「結語」は書かないのが普通です。

例文1:依頼の手紙の場合

拝啓 風薫る五月になりました。山田様にはいかがお過ごしでしょうか。

さて、先日ご相談しておりました講演の件ですが……

(以下、用件の本文が続く)

急に暑くなりましたので、お体にはお気を付けください。 敬具

追伸 以前お世話になりました田中も、当日にお目にかかるのを心待ちにしております。

例文2:挨拶の一斉メールの場合

師走を迎え、皆さまいっそう慌ただしくお過ごしのことと存じます。

私事で恐縮ですが、今月末をもって退社することとなりました。

(以下、用件の本文が続く)

年の瀬もおしせまってまいりました。どうぞ良いお年をお迎えください。

次ページ:各月ごとの「時候の挨拶」の例文

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