自主性とは。主体性との違いや自主性を高める方法を解説
部下の自主性を育てるには?
最後に、もしあなたが上司という立場だった場合。部下の自主性を育てるためには、どうすればいいでしょうか?
まずは自分の考えを押しつけるのではなく、部下の意見を尊重することから始めましょう。「どうすればいいと思う?」など、相手の考えをヒアリングして、意見をうまく引き出すのです。
「自分の意見を聞き入れてくれる」という環境を作り出すことで、部下が自信を持ち、自分の考えのもと動いてくれるようになるでしょう。
ただし、注意したいのは意見を聞いた後に何のアドバイスもせずにそのまま部下に任せてしまうことです。
部下の中には、自分の意見を出したものの、どう動けばいいのか分からなくなり、そのまま行動ができなくなる人もいるでしょう。そんな時は、様子を見つつ、フォローをするようにしましょう。
選ばれる人間になるために自主性は必須
自主性が重んじられない時代はもう来ないかもしれません。日本が今後、劇的な成長を見せる期待は少なく、より生産性が高い人が求められる傾向は変わらないでしょう。
労働人口が減ることで相対的に若者の価値が上がる可能性はありますが、グローバル化が進む中で、より安価な労働力を海外から得ることで代替される可能性は高いです。
その中で「選ばれる」人間になる必要があり、自主性という要素は一層重視されることが予想されます。
自主性とは言い換えると「私がいます!」「私に任せてください!」というメッセージになるからです。目に留まらない者を評価はできません。
ただし、単に「私がいることアピール」をするだけでは目立ちたがり屋です。
自主性とは、自分が動くことによって周囲に良い変化をもたらすことができる人間です。
自分自身のためだけではなく、周囲にとってもプラスになるような自主性を身につけてください。今回は以上です。
(ぱぴこ)
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※この記事は2020年06月22日に公開されたものです