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人の気持ちを考える8つの方法。相手の立場に立つには

高見綾(心理カウンセラー)

人の気持ちを考えられていない人の特徴

では、人の気持ちを考えられていない人にはどんな特徴があるのでしょうか。詳しく紹介します。

(1)自分が正しいと思っている

「私は間違っていない」「あの人がおかしいのよ」というように、自分の意見の正当性を主張したいがために、相手を否定しがちです。

相手の気持ちを理解するよりも、自分が正しいことを分かってもらいたいという気持ちの方が強いのが特徴です。

(2)常に正論を言う

例えば、恋愛に悩んでいる人がいた時に、「悩んでるだけじゃ何も解決しないよ」「同じことでずっと悩んでるよね」という言い方をします。本人としては悪気がないことが多いですが、正論は相手を追い詰めてしまうことも。

「そんなこと分かってるけど、できないから悩んでるんだよ」などと、相手に思われかねません。

(3)損得勘定が多い

どうやったら自分の得になるか(損をしないか)ばかりを考えている人は、人間関係においても自分を中心に物事を考えます。

自分に有利になるよう相手に動いてほしいと思うので、純粋に相手を思いやるという発想を持ちづらくなります。

(4)心に余裕がない

不安などから心に余裕がない状態だと、その悩み事で頭の中がいっぱいになります。誰かと話していても、目の前の相手に集中することができず、頭の中は別のことを考えていたり……。

すると、相手の反応や雰囲気、声のトーンなどのささいな変化に気付きにくくなり、相手に配慮が足りない行動を取ってしまうことになります。

(5)自分の感情を抑圧している

自分の感情をないがしろにしていると、相手の気持ちにも気付きにくくなります。

「くよくよしないで強くあらねば」というように、弱い自分を見ずに「~すべき」「こうあるべき」といった思考優位の状態になると、論理的に正しい発言はできても、人の気持ちを逆なでしてしまうことがあります。

次ページ:相手の気持ちを考える力を養う方法

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