心理カウンセラー直伝! ドタキャンで相手を傷つけない伝え方
ドタキャンを不快に感じる2つの理由
ドタキャンを不快に感じる理由としてまず考えられるのは、自分の被った損害に対する怒りです。
「キャンセルの連絡は私がするの? キャンセル料も私が払うの!?」と怒る人もいれば、「当日にキャンセルされても今からじゃ誰も誘えないよ! どうしてくれるの!」と怒る人もいることでしょう。
そして怒りの裏に隠れたもう1つの理由が、自分の受けた仕打ちに対する悲しみです。
実は人が感じる怒りの多くは、その裏に悲しみや不安が隠れています。
例えば「わざわざ他の人からの誘いを断ってまで予定を空けておいたのに!」と思うのは、「自分がそうしたのと同じように相手も自分との予定を優先してくれるはず」と期待していたからこそです。
これと同じで「早く会いたいな」と楽しみにしていればいるほど「相手も楽しみにしているはず」と思うため、ドタキャンされるとガッカリしたり不安になったりします。そしてその感情を無意識に隠そうとして、人は怒るのです。
では本当は自分も楽しみにしていたにもかかわらず、どうしてもドタキャンしなくてはいけない状況になった場合、どのように伝えれば相手を傷つけずに済むのでしょうか。