人の話を聞かない上司。その特徴とうまく付き合うための方法
なぜ人の話を聞かないのか。上司の心理とは?
話を聞かない人は、意図的に話を聞かないようにしているのでしょうか。それとも話を聞くことができない状態なのでしょうか。いくつかの心理を解説します。
(1)自分の言うことが正しいと思っている
自分自身の経験や成功法則から、自分の言うことが正しいと信じています。この場合、あえて人の提案や意見に耳を傾けようとはしません。
(2)「きっと○○」と決めつけている
思い込みが激しく、「きっと○○だろう」と決めつけています。自分の世界の中で完結し、人の話を聞いて客観的な判断をしようとはしません。
(3)自分のやり方にこだわりがある
自分のやり方に絶対の自信があり、それ以外の方法を受け入れようとはしません。頑固さや完璧主義なところがあり、周囲の人の気持ちよりも目標達成を優先しがちです。
(4)保守的になっている
「失敗してはいけない」「確実に成果を」などの強いプレッシャーがあると、より安全な方法を選ぼうとします。守ることに精一杯だと、予定外の話に反応する柔軟さが持てません。
(5)時間や心に余裕が無い
自分に余裕が無い状態では人の話を聞くことはできません。
業務量が多くて時間に余裕が無い、仕事やプライベートなことで精神的に余裕が無いときには人に優しくなれないものです。
(6)人間不信である
裏切られる、奪われる、利用されるといった人間不信感があると、人の言うことを素直に聞くのが難しくなります。言葉の裏の意味を考えてしまい、気軽な雑談もしにくいでしょう。
(7)怒っている
怒りの表現方法の一つとして、人の話を聞かない態度を取ることがあります。
部下の言動を自分への攻撃や批判などと感じると、たとえ職場でも心を閉ざして拒絶する人もいます。