「もう疲れた」と感じる原因と気分転換の方法
心理カウンセラーが教える気分転換の方法
疲れた時は休む。それが疲労回復の鉄則です。
さらに言えば、「もう疲れた」と感じるのは精神的に相当参っている状態ですので、心のリハビリも必要です。
以下に、「もう疲れた」という気分になった時の対処法についてまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
(1)睡眠をとる
「もう疲れた」と感じるのは、脳からの「休め」のサインです。脳を休めるために、しっかり睡眠をとりましょう。
ただし、浅い眠りではしっかり休んだことにはなりません。
毎日、深く眠るためには、就寝前の2時間の過ごし方が肝心です。
食事は就寝の2時間前まで。飲酒も同じく2時間前までが理想です。就寝する直前の飲食は、内臓の働きを活発にして眠りが浅くなってしまうからです。
そして、寝る前の2時間はスマホやテレビを見るのは控えた方がいいでしょう。目が光の刺激を受けると自律神経が高ぶってしまって眠りが浅くなります。
寝る前の2時間はゆっくりお風呂に入ったり、軽くストレッチ運動をしたり、読書をしたりと、のんびり過ごすことがおすすめ。アロマオイルの香りでリラックスするのも効果的です。
(2)お風呂に入る
スムーズに深く眠るためには体を温めることが有効です。入浴方法を工夫すると、良質な睡眠がとれるようになります。
例えば、お湯の温度を少しぬるめ(40℃程度)にしてゆったり湯船につかると、身体の芯まで温まります。
長く入ってのぼせないためには10~20分くらい半身浴をするのもいいでしょう。
(3)誰かに話を聞いてもらう
おそらく今まで自分一人でなんとかしようと頑張ってきたのではないかと思います。
不安、焦り、不満といった気持ちを抱えながらも、自分を鼓舞し続けて必死に耐えてきたのではないでしょうか。
つらい気持ちは、誰かに聞いてもらうことで不思議なくらいに軽くなるものです。黙ってじっと話を聞いてくれる相手に、正直な今の気持ちを話してみてください。
その時は、弱音を吐いても愚痴を言っても構いません。言いたくても言えなかったことや抑え込んできた本音を言葉にして声に出してみると、それだけでもスッキリすることもあります。
悩みを聞く専門家である心理カウンセラーに相談する機会があれば、なおいいでしょう。また頑張ってみようという元気が湧いてくるかもしれません。