世話を焼きたがる男性の心理とは?
気になる男性から世話を焼いてもらった経験はありますか? その「世話焼き」が脈ありのサインなのか、単なる世話好きなだけなのか。世話を焼きたがる男性の心理について、マジシャン兼催眠心理療法士の浅田悠介さんに解説してもらいました。
気になる男性がめちゃくちゃ世話を焼いてくれるんだけど……。
仕事をサポートしてくれたり、ちょくちょく飲みに連れて行ってくれたり、自分じゃよく分からないデジタル機器のセッティングをしてくれたり、人間関係で一肌脱いでくれたり、欲しかったチケットやお菓子をゲットしてくれたり、いろいろあるかと思います。
今回のテーマは「世話を焼きたがる男性の心理」です。
ちょっとドキドキしちゃいますよね。ここらで脈ありのサインなのか、単なる世話好きなのかをハッキリさせていきましょうぜ。
「世話を焼く」ってどんな意味?
シンプルに「自ら進んで他人の面倒を見ること」になります。
親切だと言い換えることもできるでしょう。相手のために行動する、というマインド(利他主義)を持っているわけですね。世話焼きは、他人のための行為なのです。
基本的には素晴らしいことだというニュアンスがあります。
世話を焼きたがる男性の心理
ここでは世話を焼きたがる男性の心理を解説します。
あなたの気になる男性は、ここにある心理や特徴に当てはまるでしょうか。ぜひ参考にしてみてくださいませ。
(1)困った人を放っておけない
シンプルに良い人なのかもしれません。
道徳や、正義感が強いというわけです。困った人を見ると、少々、身を削って助けたくなるのですね。
そもそも人間には「仲間を助けたい」という本能があります。身も蓋もない言い方をすると、仲間を助けると、自分の生存確率もアップするから。つまり世話を焼きたがるのはおかしなことではないのですね。
めちゃくちゃいい男性じゃないですか。
(2)承認欲求を満たしたい
もしかすると「相手のため」を思っての行動ではないのかもしれません。
つまりは「自分のため」に世話を焼いている可能性が考えられます。いわば承認欲求を満たすために親切を振りまいているパターンです。
世話を焼くとは、相手から感謝されるということです。受け入れられるということです。つまりは否定されないコミュニケーションの取り方なのですね。それを通して「他人に必要とされたい(自分の存在意義が欲しい)」という欲求をかなえているわけです。
しかし、それは己の生きる理由を他人に委ねていることになります。ある意味、依存になりやすい考え方です。例えば「自分はこんなにしてるんだから感謝してくれよ」と対価を求めるようにもなるでしょう。
このタイプの世話焼きには、少し気を付けた方がいいかもしれません。
(3)寂しくて他人と関わりたい
寂しいのかもしれません。
世話を焼くとは、他人に声を掛ける口実にしやすいのですね。寂しいけれど「私は寂しいです!」と叫ぶわけにもいきません。そこで世話を焼くという形を通して、コミュニケーションしようとするのです。
ほら、よく両親の実家に帰ると、祖父や祖母が喜んで、ちやほや世話を焼いてくれましたよね。あれは、気の利いた会話をする自信もあまりないので(流行や芸能人の話にも付いていけないし)ああした関わり方になりがちなのです。もちろん、孫かわいさでやってくれているんだと思いますけどね。
そう考えると、すごくかわいらしく思えちゃいますよね。
(4)見守る強さを持てない
コントロール・フリークなのです。
すべてにおいて主導権を握りたがるのですね。そもそも人間は「一人で間違えながら行動して成長していく」ものですよね。
しかし世話を焼きたがる男性は、他人に物事を任せることができないのですね。
だから、つい「貸してみな。これはこうやるんだよ」と相手の役割を奪ってしまうのです。他人を信用していないともいえるでしょう。成長の機会を奪うことになるとしても、つい口や手を出してしまう。
子離れできない親のようなものです。
(5)他に好意を示す方法を知らない
これも頭に入れておきましょう。
その男性は「貴女に好意を持っているけれど、そのアピール方法を知らないから世話を焼いている」という可能性もあります。
ただ恋愛慣れしていないのかもしれませんね。異性にどうアプローチするかなんて、誰も教えてくれませんから。だから「とにかく好かれたいから尽くそう」という発想になるのです。デートに誘って口説くという発想もないわけです。
貴女が感じている違和感は、「好きなら好きでガツンと来なさいよ!」という、やきもきした思いからなのかもしれません。